クラブミュージック講座 section_07



・ロッテルダム(rotterdam)

 表向きはチューリップが咲き乱れ風車小屋が立ち並ぶのどかな国、
 しかしその実体は麻薬公認で廃人が溢れかえる工業国オランダの
 さらに地理の教科書にも載る屈指の工業地帯ロッテルダムが生んだ
 おそらく人類歴史上最もアホ(褒め言葉)な音楽がこれ。
 発祥地名がジャンル名になっています。

 特徴は
 割れまくったムチャクチャな音を多用、
 高速(BPM160)〜超高速(BPM200オーバー)テンポで畳み掛ける様なリズム、
 滑稽でアホ(褒め言葉)なフィルイン爛発、
 ピッチの上がった声やパンク系の絶叫がよく使われる、
 下ネタやアニメネタ等が多用される、
 気合いが抜けそうな、でも勢いありまくりの鋸状波のリフ、
 とまあ、完全に薬物OKな土壌ならではの
 アホでバカで下品でイカれた(褒め倒し)内容です。

 発祥は80年代と90年代の境目辺り。
 当時日本で言うジュリアナ系音楽が向こうではまだ物足りないとして
 もう一種開き直った物がこれに当たり、
 日本にも割と早く90年代初頭に入って一部のハード物好きに
 一気に滲透しました。
 驚くなかれ日本にロッテルダムを広めたのはavexです。
 もう一時の様な盛り上がりは無くなったものの、
 avexのロッテルダムのコンピレーションアルバムは
 弾数のワリに潜在需要が多く中古でも見つけるのは大変。
 あるとすぐ売れるので結構貴重品です。

・ガバ(gabba・gabbar・gabbah)

 ロッテルダムの派生ジャンル。
 ロッテルダムの中でもさらに過激なリズムを求めていったジャンルで、
 BPMは基本的に180以上、
 使用する音色もさらに割れまくりで重たい物を使用しています。
 一方若干下ネタ等の下品さは薄まっていて、
 逆にこれが残っているとガバっぽさが無くなります。
 より速く、リズムや音重視になった物と思えば好いでしょう。

 名前は、オランダ語の「仲間」と言う言葉から来ています。

・デジタルハードコア(digital hard core)

 元々パンクやスラッシュメタル等の雰囲気のあるロッテルダムガバ
 完全にそのノリと融合したジャンルがこれで、
 極限までトゲの出たギターサウンドと高速ビートで駆け抜けます。
 クラブでこの系統のイベントがあると、
 集まる人の中にいかにもなモヒカンパンク人間が混じる事からも
 それを表しています。

 なお、自分は敬意と畏怖の念を込めて「でじこ」と略しています(爆)。

・ハッピーハードコア(happy hard core)

 ロッテルダムの派生ジャンル。
 年代が進む程ロッテルダムっぽさが消えていますが、
 一往流れの元はここにある様です。
 特徴は
 高速且つロッテルダム風の結構アホ臭いリズムパターン、
 比較的コード感重視で下方進行などのナキやエピック系要素がちりばめられる、
 下ネタ一切無しで下品さの要素が全く無い、
 むしろひたすらLOVE&PEACEを叫ぶ歌詞が入る歌物が多い、
 というもので、そういう意味では女性も安心できるというより
 むしろ女性をターゲットに進化したバカ(だから褒めてるんだってば)ジャンル
 と言えると思います。
 ハッピーには踊りまくってみんなで幸せになろうという意味がある様ですし、
 ユーロビートの様なサルでも解るノリの良さがこれにもあります。

・グラウンドアッシュ(ground ash)

 ロッテルダムガバの派生の一つで、
 雰囲気としてはロッテルダムとガバとハッピーハードコアの中間という
 実に説明のしにくい代物です。
 初期ロッテルダムの様なまだ比較的マイルド(あれでも)な音とバカっぽさ、
 ガバの様な速いビートパターン、
 ハッピーの様ななるべくトゲを抑えたスピード感、
 を足した物と自分は認識しています。
 割と聞き易い内容で
 誰でも名前の通り燃え尽きて地面に倒れる程踊れるノリではあるので、
 ハッピーの様なエピック系のノリが無い一般向けガバ系ジャンル、
 という感じかもしれません。
 出所は良く分からないのですが…。

・ナードコア(nerd core)

 数少ない日本発祥のダンスミュージックです。
 ロッテルダムに感銘を受けた所謂オタク系の人達が
 日本のオタクならではのネタ物を中に盛り込んで
 最大限に下品(笑)にしたのがこれ。
 ネタはアニメやゲーム(18禁・ギャル物が多い)、
 そして何故かプロレスの三つが主軸。
 そのネタが重視される特性から公の表には出てきていないのですが、
 90年代終盤〜2000年辺りはサブカルチャー界の一翼を担っていました。
 現在は一時の盛り上がりは無くなりましたが、
 定期的にイベントが開催される定着したジャンルの一つになっています。

 ちなみにナードとは日本での意味のオタクを指す米英語です。

・ブリープテクノ(bleep techno)

 90年代初頭、ジュリアナ音楽が一世を風靡していた頃の1ジャンル。
 ブリープとは発信音の事で、
 正弦波や鋸状波、矩形波と言った基本波形を
 ほとんど加工せずに多用した内容のジュリアナ系のダンスミュージック。
 ロッテルダムにも通ずる物がある当時最も過激だったジャンルです。
 ジュリアナ系をそのままこう呼ぶ事もあります。

・ハードコア(hard core)

 執筆中



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