クラブミュージック講座 section_03



・ガラージ(garage)

 ガラージュとも表記されますがここではガラージとします。
 なかなか自分も解ってる様で解ってないジャンルなのですが、
 どうもアメリカ発祥の様です。特に固定された曲調は無く、
 メロディアスな物もハードな物も歌物もインスト物もあり、
 派生ジャンルも存在するという、
 アメリカで育ったヒップホップR&Bの対抗馬のクラブミュージック
 という感じなのではないかと思われます。

 自分の知る限りでは
 どうもリズムパターンに定型パターンがある様です。
 ほとんど同じパターンのブレイクビーツでできていて、
 どんな曲調でもノリは似ている気がします。
 beatmaniaで言えばYEBISU MIXの「BODY」「Ain't it Good」、
 GOTTA MIX2の「Sing It Back」、club MIXの「Don't stop the music」等、
 楽器構成が違えど聞こえるパターンはそっくりです。
 若干違うのも見られるのですが、ハネたリズムというのはほぼ共通しています。

・スピードガラージ(speed(spd) garage)

 名前の通りテンポの速いガラージと云う事になりますが、
 他にもリズムがトゲトゲしい音色で賑やか且つ激しいという特徴もあり、
 歌物があるという点では少し違いますが
 ハウスで言う所のハードハウスの様な存在です。

・ユーケーガラージ(UK garage)

 ガラージがヨーロッパに渡って出来あがった
 1999年後半頃から現れた新しいジャンルです。
 と言っても曲調は全くガラージと違っていて、
 R&Bの様な変則リズムとおとなしい曲調が主軸で基本的に歌物。
 また初期の物には特に見られるのですが、
 若干の滑稽さを感じる演出(ハッピー系?)が含まれている事があります。

 出所はハッキリしません。
 その曲調からR&Bハウスの融合なのかと自分は思っていたのですが、
 4分打ちではないガラージという解釈が一般的の様で
 白人音楽だという面を強く押し出している様です。
 実は元々ガラージそのものの発展の経緯には
 黒人音楽(つまりヒップホップR&B前述に対抗馬とした通り。)流行への反骨
 の様な物が明らかに見えるので、
 やはりそういう面をこちらも持っている様です。
 しかし元のガラージとはどうも曲調に大きな開きがあるので、
 私個人としては4分打ちではないガラージという解釈には
 どこをどうなってこう言う曲になったのか、かなり疑問を持っています。

 ちなみにヨーロッパで流行したものがしばらくして日本で流行する流れの通り、
 2001年前半辺りからちらほら邦楽界にもこのノリが現れ始めています。
 有名所では平井堅さんなどが先陣を切っています。

・ツーステップ(two(2) step)

 UKガラージと同じ物を指します。
 日本ではこの呼び方の方がポピュラーの様に思います。

・マイアミベース(miami bass)

 その名の通り、アメリカのフロリダ州のリゾート地であるマイアミで生まれた
 クラブミュージックです。
 曲調には様々あるのですが、やや気だるいビートパターンで、
 何と言っても音楽理論全く無視と言っても好い強烈な重低音ベースが入っている
 というのが最大の特徴です。歌物、インスト物を問いません。

 普通のベースと言えば曲を底で支える物として、
 ある程度の音階を持ち大抵聞き取れる音域を使う物ですが、
 このベースはひたすら超低音のみ。
 一往コードの音階を追いますがほとんどそれは聞き取れません。
 音色も基本的に正弦波を使っていて
 耳にはブンブンというよりムームーという唸りにしか聞こえません。
 これを巨大なウーハーでガンガンに鳴らすのがこのジャンルです。
 つまり腹に来る重低音をひたすら楽しむジャンルなんですね。
 ドラムンベースもそういう感じなのでベースだけは同じ仲間です。

 ただ、やや今は下火のジャンルで、
 目立った日本の流行も90年代終盤辺りまでです。
 所謂ウーハー族の一部等に流行しました。
 ありとあらゆる曲(ポップスやアニメが主)がベースアレンジになって
 なかなかおもしろかったんですけどね。

・グラウンドビート(ground beat)

 数少ない日本発祥のダンスミュージックです。
 実は日本のある程度ダンサブルな曲のほとんどは基本的にここに通ずる
 と言えるぐらい定番化してしまって濃度が薄まっているので
 明確な説明はかなり困難です。

 元々の特徴と言えば
 日本人の好む進行(小室進行等も含みます)、
 演出(半音転調、ストリングスの4分打ちバッキング、音切りブレイク等)
 音色(ちょっとフワ〜ンとしたキーボード、所謂808・909系で且つ軽めのドラム)、
 を多用した、どちらかと言えば派手さや欧米的な恰好良さよりも
 なんだかもうクサいぐらいの渋さのある音楽が本当のこれです。
 リズムパターンもハウスガラージとは若干違うノリをしています。
 遊び要素で日本の楽器(尺八、筝、琴、三味線等)が入る事もありますね。

・ハードバグ(hard bug)

 執筆中



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