ゼルビスは、ノーマルでもかなりの荷物を積める様にできています。
まず、シート下には容量 7ℓ のユーティリティボックスがあります。
U 字ロックにチェーンロック、薄手のレインウェア上下が収めても、まだもう少し小物を入れる隙間が有る程のキャパシティを持ちます。
24cm の大型メガネレンチがすっぽり入る程垂直に深い形なのも特徴で、これは変形し易い布系の物を詰め込むのにも適しています。
排水口以外の隙間が無いので、走行中に荷物が落ちて無くなってしまう事が無いのもポイント。
アイデア次第で様々な物を詰め込め、1ℓ オイル缶、ツーリングマップル3冊、バイクカバーを含めた駐車用品を全て等、活用方法は幾らでも在ります。
また、車載工具がテールランプの裏の隙間に収まっているのですが、
あえて意図して設計したのかどうかは不明ですが、この上に荷造りネットが収まるだけのスペースがあります。
このシート下を使う時のシートの開き方も独特。 一般にはシートは完全に外れてしまう物ですが、ゼルビスの場合は鍵を回して前のロックを外し、後ろを支点にしてスクーターのメットインの様に開きます。 さらに、開けたシートを支えるためのつっかえ棒をシート裏に搭載しており、リアフェンダーの内側に立てて固定しておけます。 ちょうど、乗用車のボンネットの固定方法と同じです。 こんなシートになっているバイクは他にありません。 これは使い易さ抜群。シート置き場に困りませんし、嵌め込みが悪くてガチャガチャする事もありません。
以上の欠点はありますが、前者はシート裏のロック金具の取り付けボルトにワッシャーを入れて、後者は傷防止シートの貼り付けで対策が可能です。
収納スペースはこれだけではありません。フロントカウルの右側に小物入れ(チケットボックス)があります。 カワサキ「ZZ-R」シリーズやホンダ「CB400SB」「CB1300SB」にも付いていますが、ゼルビスの物は中の仕切りに小技が効いています。 容量に関しては「CB400 / 1300SB」が上回ってしまいましたが、使い勝手では負けていません。
この 3部屋に分かれていて、しかも場所は右側ですからちゃんと日本仕様です。 クラッチを握ってリアブレーキで停まっている状態でも料金支払い OK。 樹脂製のフタが付いているので普通の雨なら漏れる事もありません。 但し、ハンドルの真下になっているので、ハンドルを左に少し切っておかないと使い難いでしょう。
また、
これが左右にあるので合計 10箇所の荷掛けフックを装備。 尻下がり気味のデザインが功を奏して安定した積載がし易い事もあり、シート上に荷物を積む際にネット等を引っ掛ける場所に悩む必要はありません。
これだけ積む所があれば、後はタンクバッグでもあれば荷物の積載で困る事はまずありません。 ツーリングだけでなく街乗りでも非常に嬉しい装備です。
ちなみに、ヘルメットメットホルダーはシート下に左右 1箇所づつ。 シートを開閉しないと使えませんが、シートの開閉が手軽なので「カギを使ってシートを開く = 使い難い、面倒」と思い込んでいなければ特に問題にはなりません。