月見酒(MINT's World)

製品インプレッション

バッテリーの + と − に繋ぐと、特定回転速度の出力特性が変化するブラックボックス。 頭文字を取って「PPS」と呼ばれるのが一般的。

中は、一定の長さでトグロを巻いた太い電線です。 詳しい原理は省きますが、この巻き数と長さで変化の起きるエンジン回転速度が変わり、そのピーク位置の違いによって 5種類の製品バリエーションがあります。 コンデンサーとして働くはずなので、ノロジープラグコードと同様に主に電流遅延で点火時期が変わるのがポイントかと思われます。 電流を安定させたりする効果もあると謳われていますが、原理を考えるとあまり関係が無い気がします。

うちが「ゼルビス」で試したのは、3,000rpm と 8,000rpm 辺りに効果のピークを持つ初代 Racing タイプ定価 12,000円。 効果はかなりハッキリと「低速回転不調」「中高速回転好調」と出ました。 アイドリングが安定するとの宣伝ですが、逆にフラフラに。 3,000rpm のピークはネガティブ効果の様で、特に減速時にかなりの息つきを起こします。 一方 7,000rpm から 8,000rpm にかけては、かなりのフィーバーっぷり。 6,000rpm から 7,000rpm の谷が強調された様に感じる程、感触が変わりました。 これ以上の高速回転は変化していない様子で、スペック通りの回転速度の点火に何かが起こっている事が分かります。

低速回転不調は、キャブレターの調整でカバーできるかもしれませんが、「エキサイティングな特性だが少々乗り難い」と云う感じも。 他のタイプではマッチしたりするんですかね…。 高速回転でネガを出さない程度に中速回転を持ち上げてくれると自分の走り方にマッチすると思うのですが、そういうタイプはスクーター用の物だけです(6,000rpm ピーク)。 わざわざスクーター用としている辺り、高速回転でヘコむのではないかと言う恐れがあるので、試してはいません。

なお、やや特殊な例かもしれませんが、レーダー探知機のアンテナに一定周期のノイズが乗って、特に無線傍受機能に支障を来たす事が判明したので、普段は結線しない事にしています。

博打感が強く、エンジンや乗り方とのマッチング次第だと思います。 ノロジーケーブル同様、あっさり自作できそうな点も気になります。

2007年7月24日
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