月見酒(MINT's World)

製品インプレッション

デイトナ「ゴールデンパッド」の写真

シンタードメタル材にカーボンを混ぜ込んだ全部入り複合素材で、0.7μの摩擦抵抗係数を持ちつつもセミメタルパッド並の価格と云う、2004年春新発売のブレーキパッド。

元々、同じデイトナ製の緑パッドを好みとしていて、最初に「ガツン」と来る物をコントロールするのに慣れていた私にしてみると、何だか初期制動が甘い印象でした。 しかし、深く握り込むにつれて非常に分かり易く比例的に制動力が立ち上がる特性に触れるに連れて、徐々に私の考え方も変化。 今では、すっかりこの感触のファンに転向してしまっています。

若干の温度依存性が有り、少し暖まってから本当の実力を発揮する性格を持ちますが、冬季に危機的な不安を感じる程までではなく、ムチャの無い範囲では問題無い程度の依存性です。 一方で摩擦熱が稼げる 3桁速度からの減速感は、ノーマルの性能から考えれば目を見張る物が有ります。 私が特に惚れ込んだのは、この点でした。 さらに RK EXEL「FINE ALLOY 55 PAD」の頃はまるで止まらなかった雨天時に、ズブ濡れの状態からいきなり掛け始めてもあまり滑らずにタイムラグ無く止まろうとする点も特筆。

寿命に関しては、宣伝文句では赤パッドの 2倍となっています。 うちでは赤パッドを試していないので比較出来ませんが、48,000km で以下の写真の様な交換適正期になりました。
新品との比較の写真
非常にゆっくりと減る為、微妙な残量になってきてもいつまでも持ちそうな状態が延々と続きます。 48,000km での交換も、交換適正期に見える状態になってから 5,000km は放置してしまっており、実際には 50,000km を越えても構わない状態だったのではないかと思っている程です。 リア側はこれよりも減りが少ない状態で、実際に引っぱれる状態でした。 個々の乗り方の差を考えずとも非常に長寿命と呼べるでしょう。 ローターの減りも、距離を重ねた割には有るのか無いのか判らない様な状態です。

これは相当高いバランスに仕上がっているのではないでしょうか。 まるで夢の様な費用対効果で、一度に出せるお金を少し継ぎ足せるのであれば、指名買いして間違い無いかと思われます。

ゼルビス用の各パッドの定価は以下の通り。前後同じ値段です。

ゴールデンパッド
4,725円
赤パッド
3,990円
ハイパーパッド
2,940円

なお、これを使用すると、ディスクローターがパッドに含まれるカーボンによって少し黒光りする様になります。
カーボンコーティングされたブレーキローターの写真
これが効いている状態の印の様です。 それにしても、パッケージデザインが異常に地味で一見安物みたいなのは、何か意味があるのでしょうか…。

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