月見酒(MINT's World)

製品インプレッション

2004年発売のメッツラー製バイアスタイヤ。 「Lasertec」と云うタイヤは現在では旧車と呼ばれている様な車種が現役だった頃から在った物で、これをネガティブ比の高いクラシックなブロックパターンのトレッドを昔のまま引継ぎながら、素材や構造の設計を現代的に一新したモデルがこれです。 確かに見た目からは単純に雨に強そうな印象を受けます。

発売当時のタイヤカタログや「Lasertec」専用 web サイトの FLASH では、「CB500S」が大々的に使われていたため、「これは是非とも履かない訳には行かない」と「ゼルビス」で試しました。

お値段は、定価では前 12,600円、後 16,590円。実売では 9,000円と 12,000円程。ちょい高め程度の価格帯です。 雨に強そうなので梅雨用にと 2006年5月中頃に注文すると、日本国内の卸在庫もメーカー在庫も無くて 1箇月候ちに。 宣伝効果が抜群で、欧州では定番の「CB500」達に全部奪われてしまったとでも言うのでしょうか?

やっと納品されてた後、6,000km 程乗って分かった事は、IRC RX-01」ばりにかなりフロントの切れ重視で曲がると云う事。 他のタイヤを履いていた時よりも明らかに端の使いが甘くなっており、乗っている時にも倒れ過ぎを制馭させられる事が多く、少々癖の有る感触です。 しかし、その割には直進安定性に問題が無く、プロファイルバランスは優れているのかもしれません。

一方、見た目から期待された雨天のグリップはさほどでも無く、冬季にガチガチになってしまうのは他例に漏れず実に欧州的。 何とも言えない中途半端感は否めない所ですが、決してネガティブな仕上がりではありませんので、「RX01」よりちょっと面白くて他人とは違うタイヤを求めるなんて云う珍しいあなたにお薦め。

寿命については、16,000km 越えで、フロント側のスリップサインがそろそろ出そうになり、 その後長いエンジンオーバーホール作業待ちを挟んだりしたため、2008年9月まで履いていましたが、使用距離は 17098km。 まだこれでもスリップサインは出ていませんでしたが、どうやら 20,000km 以上は持ちそうに有りません。 寿命については、あまり期待できないと見えます。

2008年9月1日
▲ Return to top