月見酒(MINT's World)

製品インプレッション

記憶が確かならば、2000年辺りで発売されてバイアスタイヤの定番地位を一気に勝ち取り、2002年頃には「ゼルビス」標準サイズも用意されて「猫も杓子も社外バイアスタイヤと云えばとりあえずこれ」となった名作中の名作タイヤです。 特徴的なのは、センターとショルダーでコンパウンドが違う SPORT SACT 構造をバイアスタイヤで唯一採用している所でしょうか。 これに因って、寿命・直進安定性・バンク時のグリップ力を高い次元でバランスさせています。

自分は散々他のタイヤで回り道をした挙句、簡単に入手できてなおかつ「ゼルビス」標準サイズの有る社外タイヤのネタが遂に無くなってしまったため、2009年10月に 16万km も走った果てに、初めてこれを自分の「ゼルビス」に取り付ける事にしました。 その前に「CB500S」に 1年間程採用していたので、全くの初めてではないのですが、似た様な物です。

実際に運転した感想は、乗り心地や安定性の点で優れている事が分かります。 ハンドリングは他に比べると重たいのではないかと思うのですが、自然さ・素直さの点では「SPORT DEMON」と同じ傾向を持っており、乗り手に無理を要求しません。 ウェット路面では良く排水しており、安心感は間違いなく今まで履いた中でトップ。 グリップ面では、「CB500S」でガッツリとトルクを掛けても耐えつつ、ショルダー部はハイグリップタイヤ並に融けるため、「全周に渡って「TT-900」のグリップが必要な用途でなければ問題は出ないだろう」と考えています。 オールマイティな用途としてのバランスは、完璧の太鼓判を押しても間違い無いでしょう。

長い間モデルチェンジが無いにも関わらず、後発のタイヤを差し置いて定番であり続けている理由は、十分解ります。 同様のバランスを求める場合に、好みでミシュラン「Pilot Activ」を選択する事は有っても、「同じ予算で積極的に「BT-45」を避ける理由は無い」と言い切ってしまえる程、使って説得力が有ります。

まだ完全に使い切った事は無いので、寿命に関してはこれからです。 中央部のコンパウンドが固い事に因って、どの程度台形減りし難くなるのかが見所です。

追記(2010年5月12日)

2009年11月2日
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