月見酒(MINT's World)

どんなバイクなのか?

空冷 750cc エンジンでヨーロピアンな車体構成。 ダブルクレードルフレームにハーフカウルなんて、こいつも「ゼルビス」に似てないこともないよなぁ…いや、結構違いますが。

日本国内向けに長年使われてきた空冷 750cc エンジンの適度な出力特性は、並列エンジンの重心が苦手な自分でも下から上まですんなり乗り回せたので、走行性能の面では誰にでもお奨めできる 1台です。 ちなみに、このエンジンは 1976年に登場した「Z650 ZAPPER(ザッパー)」の直系で、「ZEPHYR 750(ゼファー)」とはセッティング違いの間側。 これを、リンク付き一本サスペンションを始めとした現行スタンダード設計の車体と組み合わせた新旧の折衷案的車輛となっています。 同じカテゴリに属するホンダ「CB750」の様なクラシックな演出は、「ZEPHYR 750」に任せています。

見た目の好みで言えば、メーター回りの風景が無骨過ぎてマイナス。 レース車輛風配置のアナログタコメーターと燃料計(むしろ油温計が欲しい…)に、カスタムでスピードメーターを追加した様な構成になっています。 積載能力はこの時代としては平均点レベルですが、このクラスにして珍しい航続距離 500km を可能にする 22ℓ の燃料タンク、メンテナンスに役立つセンタースタンドの標準装備等、割と使い勝手にも気を配って作られています。 またタンク容量が大きいと大柄な感じがしそうですが、カウルが「ZZ-R シリーズ」的な形状であるもののタンク部分は意外に細身で、それでいて無理に細くして他を太くしたりする事もなく、むしろエンジンの張り出しが気になる程であり、ダブルクレードルフレームで内股にフレームが当たる部分も少ないため、1990年代後半世代における極自然なの乗り心地になっています。

エンジンは、「CB750」に比べると特定回転での振動が多く、ギアシフトがバキバキ煩いのが多少気になるかもしれません…。 カウルミラーもかなりブレそうです。 しかしこれでも「ZEPHYR 750(ゼファー)」と比べればメカノイズも振動もかなり抑えられており、見た目に分かる程クランクケースが変わっていたりと、それなりに改良が入った事が分かります。

なお、2002年に一度モデルチェンジしていて、排ガス規制対応で出力特性が変わっています。 また、かなりレアですが初期型には逆車仕様も在ります。

主な諸元(国内仕様 2003年式)

型式BC-R750F
全長2,105mm
全幅785mm
全高1,215mm
軸距1,450mm
最低地上高130mm
シート高800mm
乾燥重量209kg
乗員定員2人
燃料消費効率37.5km/ℓ(60km/h 定地走行テスト値)
エンジン種類空冷4サイクルDOHC2バルブ並列4気筒
総排気量738cc
内径×行程66.0mm × 54.0mm
圧縮比9.5
最大出力67ps(49kW)/ 9,500rpm(初代逆車 76ps・国内 72ps
最大トルク5.8kgf·m(57N·m)/ 7,500rpm(初代逆車 6.4kgf·m・国内 6.2kgf·m
キャブレター型式KEIHIN CVK32×4(K-TRIC 付)
始動方式セルフ式
点火装置方式電子進角式トランジスタ
潤滑油容量3.6ℓ
潤滑方式ウェットサンプ
燃料タンク容量22.0ℓ
クラッチ形式湿式多板コイルスプリング
変速機形式常時噛合式 5段リターン
変速比 1速2.333
変速比 2速1.631
変速比 3速1.272
変速比 4速1.040
変速比 5速0.875
減速比(一次 / 二次)2.550 / 2.250
スプロケット前 16T / 後 36T
懸架方式(前)テレスコピック式(正立・インナーチューブ41mm
キャスター角25°00
トレール量99mm
ハンドル切れ角左右 35°
懸架方式(後)ユニトラックスイングアーム式・ショックアブソーバ 1本
ホイールトラベル前 130mm / 後 130mm
タイヤ(前)120 / 70R17(58W)(空気圧 2.55kgf/cm²(250kPa
タイヤ(後)160 / 60R17(69W)(空気圧 2.55kgf/cm²(250kPa
ブレーキ形式(前)油圧式 W ディスク(300mm
ブレーキ形式(後)油圧式 S ディスク(240mm
フレーム形式ダブルクレードル
発売日2001年(カウル無しの ZR-7 は 1999年)
メーカー希望小売価格675,000円
2005年吉日
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