月見酒(MINT's World)

どんなバイクなのか?

生い立ち

コストを惜しみなく掛けた水冷エンジンを新たに興し、公道向けとしては考えられる限りのコンペティションモデルからのフィードバックを施して投入した、ハイパフォーマンスオフロード車輛です。 排ガスや騒音の規制が厳しくなり、またモタードブームが一巡して落ち着いてきていたオフロード系市場に、ここまで本気の物を発売した事は、かなりの驚きでした。 性能もデザインも最高級なら価格も 70万円オーバーと最高級で、250ccオフロード車輛としてはあらゆる面で規格外の物と言えます。

文句の付け所がない性能

250cc単気筒でありながら 10,000rpmで最大出力 31psを発揮するエンジンは、現在の規制水準では驚愕の数値。 走り出すと、最初はちょっとトルクの太いオフロード車輛だなという感触です。 しかし、タコメーターが無いので実際の回転数は不明ですが最大トルクが出る回転数であろう部分にさしかかると、ものすごい唸りを上げながら怒涛な加速を生み出します。 この性能は「YZF-R1」の 1気筒分であるとすら揶揄される程で、現行車輛で太刀打ちできるものは到底在りません。 2スト勢と比べられると流石に分が悪そうですし、 スズキ「DR-Z400」の低回転トルクには別格な物が有りますから上には上が居ますが、 同じクラスという条件でこの能力に迫れると言えば元気だった頃のホンダ「XR250」ぐらいでしょうか。

オフロード車輛の経験が少ないので詳しく分からない部分もありますが。 ガチっとした反応と柔らかいストロークをバランスしているサスペンションはワンランク上の感触。 一方足付きが非常に悪くなっていますが、性能を追求したサスペンションストロークやロードクリアランスの確保などを考えれば仕方有りません。

この車輛に関して使い勝手を論じるのはバカバカしい訳で、70万円のスーパーオフロード車輛として見れば完璧でしょう。

その他に気になった所など

デザインが一目で分かる目立ち方である所もポイントでしょう。

試乗経験があるのはオフロード仕様の R タイプですが、モタード仕様の X タイプもあり、たまに街中で元気に走っているのを見掛けます。

2010年式の主な諸元

フューエルインジェクション
2010年11月2日
WR250R WR250X
型式 JBK-DG15J
全長 2,190 mm 2,125 mm
全幅 810 mm
全高 1,235 mm 1,190 mm
軸距 1,425 mm 1,435 mm
最低地上高 300 mm 260 mm
シート高 895 mm
車輛重量 132 kg
乗員定員 2人
燃料消費効率 34.0 km/ℓ(60 km/h定地走行テスト値)
エンジン型式 G363E
エンジン種類 水冷4サイクル DOHC4バルブ単気筒
総排気量 249 cc
内径×行程 77.0 mm×53.6 mm
圧縮比 11.8
最大出力 31 ps(23 kW)/ 10,000 rpm
最大トルク 2.4 kgf·m(24 N·m)/ 8,000 rpm
燃料供給方式
始動方式 セルフ式
点火装置方式 TCI式バッテリー点火
潤滑方式 強制圧送ウェットサンプ
潤滑油容量 1.5ℓ
燃料タンク容量 7.6ℓ(無鉛プレミアムガソリン指定)
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式 6段リターン
変速比 1速 2.642
変速比 2速 1.812
変速比 3速 1.318
変速比 4速 1.040
変速比 5速 0.888
変速比 6速 0.785
減速比(一次 / 二次) 3.120 / 3.307 3.120 / 3.230
スプロケット 前 13 T/ 後 43 T 前 13 T/ 後 42 T
懸架方式(前) テレスコピック式(倒立)
キャスター角 27 °20
トレール量 113 mm 113 mm
懸架方式(後) スイングアーム式・ショックアブソーバ 1本
タイヤ(前) 80/ 100- 2151 P)(チューブタイプ)
タイヤ(後) 120/ 80- 1862 P
ブレーキ形式(前) 油圧式 Sディスク( 296 mmペータルディスク)
ブレーキ形式(後) 油圧式 Sディスク( 240 mmペータルディスク)
フレーム形式 シングルクレードル
バッテリー電圧 12 V
発売年 2008年 2008年
平均車体価格 701,400 〜 732,900円