月見酒(MINT's World)

どんなバイクなのか?

ボクサーエンジンだけど普通


BMW は、2000年代に入ってからスーパースポーツを出したりネイキッドを出したりモタードを出したりと、旧来ののイメージをブチ破るタイプの車種を出していますが、2007年にボクサーエンジンでテレレバーの普通のネイキッドとして発売したのがこれ。 とにかく全てに措いて普通で、手軽に乗れるのに BMW らしい機構を持っていると云うのは、以前から体験してみたかったパッケージングです。

テレレバーだけど普通

まず、車体が軽いのでボクサーエンジン特有の左右の振れを発進時に如実に感じる事ができます。 これはエンジンの動きが分かってなかなか楽しい物で、さらにテレレバーの安定性とまったりしたブレーキ、シャフト駆動だけどその特有の挙動を打ち消すパラレバーが、終始走行をサポートしてくれます。

もう少し長い時間を掛けて苛めるとテレレバーの特性が読めたと思うのですが、まだ乗った距離も速度域も不足していて分からないままです。

普通だけど確かにボクサーエンジン

エンジン特性は、多少弄られているものの穏やかな性格はそのままにされており、あまり鋭く回してもピックアップが弱いので、むしろギリギリ走行可能な 2,000rpm 程度をキープして燃費を叩き出そうとすると、おもしろそうな気がします。 前までが重過ぎたのも有って、ようやく普通になったとも言えるのですが、不満らしい不満が消えた事はとても大きな進歩でしょう。 乾式クラッチの感触は、すぐに慣れると思います。

どうしても幅を取られるので、気を付けないと足が当たったりする所は変わりませんし、市街地での取り回しにも不安が残りますが、大人しくしていれば大丈夫なはず。

普通過ぎてどうしよう…

ただ、現状では「DN-01」同様に新しい顧客を獲得しないと「誰に向けて売るんだ?」と云う感は有るので、長い目で育てて欲しい車種ですね。 「K 1200 R」と「F 800 R(ショーモデルだけど、多分ほぼこのまま出るでしょう)」はエクストリーム系になっているので、普通のバイクの居場所も与えて欲しいですし。 とにかく、どこに持って行っても誰が乗っても違和感が無い普通さ加減は、日本製ですらどれもいろんな方向に尖っている 2008年現在では、むしろ貴重な存在です。

なお、メーターに F650GS 他諸々と同じ縦型 2 連タイプを採用しているのですが、これはちょっと辞めた方が…。 このデザインって、カウルに収まってるから良いんだと思うんですよね。 "視界が広い" と言うよりも "妙な棒が立ってる様に見える" 方が気になって、しっくり来ません。

主な諸元(輸入 2008年式)

全長2,150mm
全幅850mm
全高1,160mm
軸距1,500mm
シート高770mm
車輛重量230kg
乗員定員2人
燃料消費効率24.4km/ℓ(90km/h 定地走行テスト値)
エンジン種類空油冷4サイクルハイカムシャフト 4バルブ水平対向2気筒
総排気量1,169cc
内径×行程101mm × 73mm
圧縮比12.0
最大出力109ps(80kW)/ 7,500rpm
最大トルク11.7kgf·m(115N·m)/ 6,000rpm
燃料供給方式電子制御燃料噴射(BMS-K
始動方式セルフ式
燃料タンク容量24ℓ(うちリザーブ 4ℓ)
クラッチ形式乾式単板
変速機形式6段リターン
変速比 1速4.153
変速比 2速2.887
変速比 3速2.296
変速比 4速1.884
変速比 5速1.647
変速比 6速1.468
駆動方式シャフト
最終減速比2.750
トレール量110mm
タイヤ(前)120 / 70ZR17
タイヤ(後)180 / 55ZR17
ブレーキ形式(前)油圧式 W ディスク・フローティングマウント両押し 4ピストン(EVO ブレーキシステム)ABS
ブレーキ形式(後)油圧式 S ディスク・両押し 2ピストンABS
懸架方式(前)テレレバー・センタースプリングストラット・ショックアブソーバ 1本(ストローク 120mm
懸架方式(後)EVO パラレバー・オフセットスプリングストラット・アルミニウム製片持ちスイングアーム・ショックアブソーバ 1本(ストローク 140mm
フレーム形式アルミニウム製ブリッジタイプ
バッテリー電圧12V
発売日2007年
メーカー希望小売価格Active Line 1,522,000円・Hi Line 1,732,500円
2008年12月8日
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