月見酒(MINT's World)

どんなバイクなのか?

乗ってみたら…

並列 4 気筒エンジンを採用する K シリーズの大型ツアラーの 2006年フルモデルチェンジモデル。 販売店の試乗に行った時に「K 1200 S」が無かったため、「代わりに GT シリーズに一度は乗っておくのもいいかな…」と思って乗ってみました。

とりあえず おもい!R 1200 ST」ですら結構酷い目に遭ったのにそんな物では済まず、前も後も上も下も重くて、倒したらヤバイとかいう状況ですら有りませんでした。 とにかく、この重量で重心が高い上に前後に分散している事だけは本当に勘弁して欲しい物です。 走り出したら二度と止まりたくないと言うか、カーブや交叉点を曲がりたくすら有りません(笑)。 同様に超重量級でも安定した重心を持つ「ゴールドウイング」の方が落ち着いて操作して居られます。

ハンドリングの判定ができなかったのは、試乗車のタイヤが完全な台形になるまで減っていたからでもあるのですが…。

乗り心地

そんな必死の運転の中で感じた事ですが、エンジンがとても大人しくて滑らかで、R シリーズとは全く違います。 クランク配置が違うだけで、「K 1200 S」と同じ新世代の K エンジンを搭載しているのだと思うのですが、そのフィーリングは御世辞抜きに扱い易くて良い物です。

足回りの大きな特徴であるデュオレバーについてですが、これは何かを感じ取る余裕が無かったので、もう少し乗り易い車種が在ったらと思う所です。
テレレバーと違って、確かに前部にはテレスコピック式スライダーすら無く、スプリング式のサスペンションしか付いていません。

豪華装備の数々

何だかよく分からない程いろいろと付いていてほとんど理解できなかったのですが、ハンドルの高さ調整が可能な所は好感が持てます。
ハンドルをブリッジに固定するためのボルト穴が複数用意されています
調整には工具を使う作業が必要で乗っている時に切り替えたりはできませんが、ボルトを外してハンドルをずらして締めなおすだけなので、作業自体は特に難しくとも何ともありません。 ただ、写真の様に目一杯上げた状態で「なかなか好いアップライト感かな?」程度なので、白バイのごとく体が直立する程上げたり、手前に持ってくる事ができません。 飽くまでも、ゲルマン人て体躯の場合に窮屈すぎたり少し前傾が欲しい場合や、逆に体が小さくてハンドルが高すぎる場合の調整になります。

また、近年の大型ツアラーでは一般化してきた感の有る電動スクリーンですが、一番低く調整しても相当に高い位置で走行風が通らないので、夏場はちょっと心配です。 品質が高くて彎曲は少ないのですが、縁で視界が狂ってしまうのも宿命でしょうか。 一方、一番高くすると走っている限り雨にはほとんど濡れないかもしれません。

これは、高速ツアラー専門としての究極の形ですから、割切って使えば好いんでしょうね。 自分の好みと求めるバランス上では、ヤマハ「FJR1300AS」が圧勝なのですけど…。

主な諸元(輸入 2008年式)

全長2,350mm
全幅990mm
全高1,390mm
軸距1,570mm
シート高800 / 820mm
車輛重量300kg
乗員定員2人
燃料消費効率20.8km/ℓ(90km/h 定地走行テスト値)
エンジン種類水冷4サイクルDOHC4バルブ直列4気筒
総排気量1,156cc
内径×行程79mm × 59mm
圧縮比13.0
最大出力152ps(112kW)/ 9,500rpm
最大トルク13.3kgf·m(130N·m)/ 6,000rpm
燃料供給方式電子制御燃料噴射(BMS-K
始動方式セルフ式
燃料タンク容量24ℓ(うちリザーブ 4ℓ)
クラッチ形式湿式多板
変速機形式6段リターン
変速比 1速3.576
変速比 2速2.789
変速比 3速2.273
変速比 4速1.933
変速比 5速1.705
変速比 6速1.513
駆動方式シャフト
最終減速比2.818
トレール量110mm
タイヤ(前)120 / 70ZR17
タイヤ(後)180 / 55ZR17
ブレーキ形式(前)油圧式 W ディスク・フローティングマウント両押し 4ピストン(EVO ブレーキシステム)ABS
ブレーキ形式(後)油圧式 S ディスク・両押し 2ピストンABS
懸架方式(前)デュオレバー・センタースプリングストラット・ショックアブソーバ 1本(ストローク 125mm
懸架方式(後)EVO パラレバー・オフセットスプリングストラット・アルミニウム製片持ちスイングアーム・ショックアブソーバ 1本(ストローク 135mm
フレーム形式アルミニウム製ブリッジタイプ
バッテリー電圧12V
メーカー希望小売価格Hi Line 2,436,000円・Premium Line 2,614,500円
2008年12月5日
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