2009年発売が発表されたスズキの新車種。 SV シリーズと同じ V ツインエンジンを使ったネイキッドですが、ほとんどコンセプトモデルの様なデザインで、全体的な曲線の配置と変則的なツートンのカラーリング、メッキパーツが非常に特徴的です。 トラスフレームを使う点は変わっていませんが、そのフレームワークは違っており、外見での共通点はほとんど見られません。
スズキは、近年「GSR400 / GSR600」「B-KING」「Gemma(ジェンマ)」等、やり過ぎない程度にコンセプトデザインそのままの様なバイクを出しており、この路線で攻めたい様です。 日本への入荷は 2008年10月初旬現在不透明ですが、ミドルクラスの V ツインでも有り、個人的には乗ってみたいと思っています。 デザインの点で乗りたいと思わせたバイクは、ホンダ「VTR1000F FireStorm」、カジバ「V-RAPTOR」以来かもしれません。 ただ、あまりにもバイクがイケメン過ぎるので、どんなシチュエーションと恰好で乗るべきなのか頭を抱えてしまいそうですが(笑)。
もう一つ注目なのがペットネームの "グラディウス" で、確かに青と白はスズキカラーではあるのですが、どうもこのペットネームでその配色、しかもシャープでスタイリッシュな意味でメカっぽいメッキパーツが付いていると、どうにもこうにも「ビックバイパーなんじゃないか?(註:gradius)」としか思えないのですが、そこんとこどうなんでしょうかスズキさん。
赤・白がロードブリティッシュで、緑・黒がジェイドナイト。 でも紫(ファルシオンβ)が在りませんね。 黒に橙のラインでも入っていればアルピニアになったんですが、これはカルト過ぎでしょうか。 ブラックバイパーも有りますが、やっぱりアルピニアの方が…。
売れ行き、騒音・排ガス規制の動向も有り、「SV650」の後継車種となるかもしれないとの推測も有りましたが、2009年においては併売される様です。 日本にも引き続き逆輸入入荷するとの発表が有りました。
また、2008年モデルから「SV650SF(SV650 Sport)」と云うフルカウルバージョンが用意され、継続販売が予定されています。
「グラディウス」は「Bandit650(バンディット)(ドイツ)」に対する「GSR600」の様な存在なのかもしれません。
日本でも発売されました。 一度走行中にジェイドナイト(緑・黒)とすれ違いましたが、パッと見で「何だこれは?」と感じる様な奇抜さが無いので、いかにデザインが優れているか解ります。
2010年モデルの海外仕様カラーリングに、黒赤のアルピニア色が…。 本当に来年ファルシオンを追加するつもりじゃないだろうな…。
国内向け中型仕様が 2009年12月24日から投入されました。 エンジンを「SV400」系エンジンとした他、カラーリングに日本の嗜好に併せた様な一般的な物を追加し、イメージがかなり変わっています。 (あれだ、500 系新幹線を 700系カラーに塗ったみたいな感じがする…。) 赤と黒は、「なるほど SV・バンディットの血統であり、SUZUKI 系デザインなんだな」という事がよく見えます。
数値やグラフで目に付くのは MAX を 55ps とした上でトルク特性も上で伸びる様に(と言うよりドッカン加速)弄っている様なのですが、実際に乗ると意外と低回転トルクが出ており、車体の細さも有って「GSR400」との差ははっきりしています。 3,000rpm を下回る様な極低回転でよく粘るのも特徴で、多少ギアミスをしたりしてもギクシャクする事はかなり少ないでしょう。
試乗コース上の限界で 7,000rpm 以上の高回転域の実力は不明ですが、公開されている出力特性のグラフ通りに素直に出ているのであれば、思いの外走る物と思われます。 「SV400S」よりもかなり熟成されている見事な調整で、自分の嗜好から言えばかなり好みな感じです。
一方、少々癖が有るのがハンドリングです。 最初はリアクションが薄いのに突然ガクッとフロントから倒れるポイントが有るため、ハンドルで自然に曲がるのは難しく、乗り手が車体に合わせてやる必要が有ります。 交叉点などで特にそれを感じるはずです。
尤も、400cc ベストセラーのホンダ「CB400 SUPER FOUR」の現行モデルはこの様なハンドリングですし、ラジアルタイヤを生かすハンドリングに慣れていればどうという事は無いでしょう。
| グラディウス 400 ABS 国内仕様 2010年式 | SFV650 Gladius 逆輸入 2009年式 | SV650(比較用) 逆輸入 2007年式 | |
|---|---|---|---|
| 全長 | 2,130mm | 2,080mm | |
| 全幅 | 760mm | 745mm | |
| 全高 | 1,090mm | 1,080mm | 1,085mm |
| 軸距 | 1,455mm | 1,445mm | 1,440mm |
| 最低地上高 | 135mm | ? | 150mm |
| シート高 | 785mm | 800mm | |
| 車輛重量 | 206kg | 202kg(ABS付 205kg) | ? |
| 乾燥重量 | ? | ? | 168kg |
| 乗員定員 | 2人 | ||
| 最小回転半径 | 3.0m | ||
| エンジン種類 | 水冷4サイクルDOHC4バルブ90度V型2気筒横置き | ||
| 総排気量 | 399cc | 645cc | |
| 内径×行程 | 72.0mm × 49.0mm | 81.0mm × 62.6mm | |
| 圧縮比 | 11.8 | 11.5 | |
| 最大出力 | 55ps(41kW)/ 11,000rpm | 72ps(53kW)/ 9,000rpm | |
| 最大トルク | 4.1kgf·m(41N·m)/ 8,500rpm | 6.5kgf·m(64N·m)/ 6,400rpm | |
| 点火方式 | ? | ツインスパーク・イリジウムプラグ | |
| 燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射式 | ||
| 始動方式 | セルフ式 | ||
| 燃料タンク容量 | 14ℓ | 14.5ℓ | 17.0ℓ |
| 冷却水容量 | ? | 1.85ℓ | 1.7ℓ |
| 潤滑油容量 | 2.7ℓ | 3.1ℓ | |
| クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | ||
| 変速機形式 | 常時噛合式 6段リターン | ||
| 変速比 1速 | 2.461 | ||
| 変速比 2速 | 1.777 | ||
| 変速比 3速 | 1.380 | ||
| 変速比 4速 | 1.125 | ||
| 変速比 5速 | 0.961 | ||
| 変速比 6速 | 0.851 | ||
| 減速比(1次 / 2次) | 2.620 / 2.933 | 2.088 / 3.067 | 2.088 / 3.000 |
| ドライブチェーン | ? | サイズ 520 / 112コマ | サイズ 525 / 110コマ |
| スプロケット | ? | 前 15T / 後 46T | 前 15T / 後 45T |
| キャスター角 | 25° | ||
| トレール量 | 106mm | 104mm | 102mm |
| ハンドル切れ角 | 左右 33° | 左右 32° | |
| タイヤ(前) | 120 / 70ZR17(58W) | 120 / 60ZR17(55W) | |
| リム径(前) | 3.50in | ||
| タイヤ(後) | 160 / 60ZR17(69W) | ||
| リム径(後) | 5.00in | ||
| ブレーキ形式(前) | 油圧式 W ディスク(⌀290mm) | ||
| ブレーキ形式(後) | 油圧式 S ディスク(⌀240mm) | ||
| 懸架方式(前) | テレスコピック式(正立) | テレスコピック式(正立・インナーチューブ⌀41mm・ストローク 125mm) | テレスコピック式(正立・インナーチューブ⌀41mm・ストローク 130mm) |
| 懸架方式(後) | スイングアーム式・リンク式ショックアブソーバ 1本 | スイングアーム式・リンク式ショックアブソーバ 1本(ストローク 130mm) | スイングアーム式・リンク式ショックアブソーバ 1本(ストローク 137mm) |
| フレーム形式 | トラスフレーム(鉄) | ダイヤモンドトラスフレーム | |
| 発売日 | 2010年 | 2009年 | ? |
| メーカー希望小売価格 | 798,000円(税込) | 882,000円・ (ABS)934,500円(税込) | 798,000円(税込) |