月見酒(MINT's World)

どんなバイクなのか?

1980年代から続く、FZ シリーズの系譜を継ぐ欧州向けミドルロードスポーツ車輛の定番。 既に先行していた FZS1000 Fazer の様に、FZS600 Fazer に YZF-Rx 系のフロントマスクを与えて現代的な設計に一新したモデルです。

2004年登場当時の初代と2007年モデルチェンジ版である S2 が存在し、両車の主な違いはヤマハのニュースリリースに拠れば以下の通り。

  1. FI(フュエルインジェクション)制御マップ変更
  2. 三元触媒採用
  3. 新設計シート
  4. 新作リアアーム
  5. 一体キャリパー採用フロントブレーキ
  6. 新設計カウル

他に、メーターも変わっていて、センタースタンドも標準装備(ネイキッドモデルの FZ6 を除く)。 初代はタコメーターもモノクロ液晶画面で標示する、全体がほとんど円形で一体型の物でしたが、S2 ではスピードメーターはデジタルのままタコメーターが有機 EL バックのアナログ針表示に戻した分離型になっています。

過不足の無い丁度好いカタログスペックで、乗り換え候補として 2008年春に試乗したのですが、走り出した瞬間から強烈な違和感が。 原因はアクセルの反応で、インジェクションの癖から来るドン突きと反応ズレがあまりに酷く、リアブレーキを目一杯踏み込もうがソロリとアクセルを開けようが一々低・中速度からの再加速で車体がビクビクするため、「これは普段乗ってたらストレスが溜まりそうだ」と断念しました。 無理矢理高いギアで走れば収まりますが、今度は低回転トルクの薄さが出てくるのでいけません。 「FZ1 Fazer」の 2008年モデルでは、国内・海外問わずかなり大人しく調教されているので、「演出も込みでこんな特性にしているのかな?」と思っています。

1990年代末から 2000年代前半に多かったフレームやタンク端に内股が当たる不快なニーグリップ感が解消され、 ハンドル高も扱い易いアップライトさになっていますが、アップマフラーによる尻の熱さは我慢出来ても、これはちょっと致命的…。

主な諸元(南アフリカ仕様 2008年式)

全長2,095mm
全幅750mm
全高1,210mm
軸距1,440mm
最低地上高145mm
シート高795mm
車輛重量207kgABS 付きは 212kg
乾燥重量186kg
乗員定員2人
エンジン種類水冷4サイクルDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量600cc
内径×行程65.5mm×44.5mm
圧縮比12.2
最大出力98ps(72kW)/ 12,000rpm
最大トルク6.4kgf·m(63.1N·m)/ 10,000rpm
燃料供給装置形式電子制御フューエルインジェクション
始動方式セルフ式
点火装置方式TCI 式バッテリー点火
潤滑方式ウェットサンプ
潤滑油容量3.4ℓ
燃料タンク容量19.4ℓ
クラッチ形式湿式多板コイルスプリング
変速機形式常時噛合式 6速リターン
減速比(1次 / 2次)? / 2.875
スプロケット前 16T / 後 46T
タイヤ(前)120 / 70ZR17(58W)
タイヤ(後)180 / 55ZR17(73W)
ブレーキ形式(前)油圧式 W ディスク(298mm
ブレーキ形式(後)油圧式 S ディスク(245mm
ホイールトラベル前 130mm・後 130mm
懸架方式(前)テレスコピック式(正立・インナーチューブ43mm
キャスター角25°00
トレール量97.5mm
懸架方式(後)スイングアーム式・ショックアブソーバ 1本(リンクレス)
フレーム形式ダイヤモンド(アルミニウム合金)
発売日2004年
メーカー希望小売価格882,000円
2008年10月15日
▲ Return to top