月見酒(MINT's World)

どんなバイクなのか?

クラスで一番普通のスポーツツアラー?

普通のミドルバイクを探すという観点でいろいろな車種を見ていると、結構良いポジションで行き着く物の一つです。 2000年代中頃以降すっかり日本のメーカーと同じ様なマルチモデル展開を行うメーカーになった BMW ですが、その中でも最も普通な 800cc 二気筒エンジンを使った、普通のスポーツツアラーが当モデルです。

普通モデルなので、フロントサスペンションはテレスコピック式。駆動がベルトドライブ式でリアサスペンションが片持ち式となっていますが、物珍しい部分はそれ以外有りません。

シートカウル内にフューエルタンクを持つ構造は、同エンジン車種共通の物です。 メーターは縦配置式の流用ですし、ユーティリティ類も貧弱。 その分、BMW としては御求め安い価格を実現したという所でしょう。

カウルとハンドルを変えて少しスポーツ志向を強めた「F 800 S」が兄弟車種として存在する他、「F 650 GS」の現行モデルも同じエンジンを使っています。

BMW らしい大柄な体格向けの設計

跨って車体なりのポジションに坐ると股がフレームとタンクの間に挟まるフレームニーグリップになってしまう所に、少々問題が有ります。

「F 800 S」よりもハンドルは高めですが、それでも多少低さを感じる所が有り、おそらく180cm 以上で足が長いとタンクにも膝先しか当たらない様な傾斜なので、想定身長が高めであることが分かります。 スクリーンの高さも少し上げられており、ある程度高速道路への配慮も有るのでしょう。

普通にオンロード専用で使うためのバイク

前述のユーティリティの貧弱さは、トップケースを取り付ければ解決しそうです。 その辺りの事情は、ヤマハ「FZ1 Fazer」などと変わりません。 多少排気量クラスが違いますが、「FZ6F」「ER-6f」「GSF600」といった欧州の入門モデルの上位クラスという位置付けでしょうか。 ヤマハの「TDM850 / TDM900」とは排気量と気筒数が似通っていますが、乗り味は全く別のはずです。

主な諸元(輸入 2009年式)

F 800 STF 800 S
全長2,195mm2,082mm
全幅860mm
全高1,225mm1,155mm
軸距1,470mm
シート高790mm780mm
車輛重量204kg
乗員定員2人
燃料消費効率29.4km/ℓ(90km/h 定地走行テスト値)
エンジン種類水冷4サイクルDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量798cc
内径×行程82mm × 75.6mm
圧縮比12.0
最大出力85ps(62.5kW)/ 8,000rpm
最大トルク8.77kgf·m(86N·m)/ 5,800rpm
燃料供給方式電子制御燃料噴射(BMS-K
始動方式セルフ式
燃料タンク容量16ℓ(うちリザーブ 4ℓ)
クラッチ形式湿式多板
変速機形式6段リターン
変速比 1速4.788
変速比 2速3.400
変速比 3速2.681
変速比 4速2.281
変速比 5速2.024
変速比 6速1.865
駆動方式ベルト
最終減速比2.353
トレール量110mm
タイヤ(前)120 / 70ZR17
タイヤ(後)180 / 55ZR17
ブレーキ形式(前)油圧式 W ディスク・両押し 4ピストン(EVO ブレーキシステム)ABS
ブレーキ形式(後)油圧式 S ディスク・フローティングマウント片押し 1ピストンABS
懸架方式(前)テレスコピック式(正立・ストローク 140mm
懸架方式(後)アルミニウム製片持ちスイングアーム・ショックアブソーバ 1本(ストローク 140mm
フレーム形式アルミニウム製ブリッジタイプ
バッテリー電圧12V
メーカー希望小売価格Active Line 1,199,500円・Hi Line 1,399,000円Active Line 1,123,500円・Hi Line 1,291,500円
2010年5月25日
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