一見ドゥカティの「MONSTER」風味だけど、それよりも小ぶりでやや丸いデザインで、そこから通称「ポケットモンスター」等と呼ばれる事もある「ゼルビス」の兄弟車種。 低コスト化と乗り易さを追求した買い易いバイクです。
当初、私自身も購入を検討していました。 しかし、後になって思えば、私のニーズを満たさない部分がポツポツ見られます。
低コスト化を推進した設計なので仕方が無い面も有るのですが、どこか使い勝手の悪さを感じてしまいます。 ハンドルが遠いのも、大柄なライダー程違和感を覚える設定になっています。 基本的に長距離を捨てて雰囲気と小柄なライダーへの配慮を取った感じでしょうか。
ただ、走行フィーリングは優れており、馬力の数値自体は低いのですが、
等、特にサスペンションの性能に関しては、抜けた車体しか残ってない「ゼルビス」乗りからすると羨ましい限り。 ライトな用途で淡々と乗るにはベストのセッティングです。 その軽さと猫足っぷりがジムカーナ用途としても人気。 ギアが全体的にハイギアードである点は燃費の良さにも貢献しており、狙って乗れば 30km/ℓ も簡単に出せます。
爆発的に売れている訳ではありませんが、現在の業界の状態では他に選択肢の無い人がコツコツと買っていく為、販売年数が伸びるに従ってわりと見掛ける様になっています。 また、各々が違うコンセプトで巧くまとめたカスタムを施している事が多いのも特徴で、淡白であることが一方で解釈や変更の余地が有るとも言えるパッケージングなのでしょう。 スモールスクリーンの取り付けは定番中の定番ですが、塗装が変わっていたり、ちょこちょこ小物が付いていたり、はたまたリアショックユニットがリプレイス品でタイヤチョイスにも普通ではない物等いろいろなパターンの車輛が在ります。
2007年からの排ガス規制強化で、ラインナップから落ちた為、今後増える事は有りません…。
大阪のバイクショップ M-Style により、スーパースポーツスタイル化した「VTR250RR」と云うカスタムコンプリート車が在るそうです。
| 型式 | BA-MC33 |
|---|---|
| 全長 | 2,040mm |
| 全幅 | 720mm |
| 全高 | 1,050mm |
| 軸距 | 1,410mm |
| 最低地上高 | 170mm |
| シート高 | 780mm |
| 車輛重量 | 154kg |
| 乾燥重量 | 140kg |
| 乗員定員 | 2人 |
| 燃料消費効率 | 40.0km/ℓ(60km/h 定地走行テスト値) |
| 最小回転半径 | 2.7m |
| エンジン型式 | MC15E |
| エンジン種類 | 水冷4サイクルDOHC4バルブ90度V型2気筒横置き |
| 総排気量 | 249cc |
| 内径×行程 | 60.0mm × 44.1mm |
| 圧縮比 | 11.0 |
| 最大出力 | 32ps(23.5kW)/ 10,500rpm |
| 最大トルク | 2.4kgf·m(23.5N·m)/ 8,500rpm |
| キャブレター型式 | VD10 |
| 始動方式 | セルフ式 |
| 点火装置方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 |
| 潤滑方式 | 圧送飛沫併用式 |
| 潤滑油容量 | 2.4ℓ |
| 燃料タンク容量 | 13.0ℓ |
| クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング |
| 変速機形式 | 常時噛合式 5速リターン |
| 変速比 1速 | 2.733 |
| 変速比 2速 | 1.800 |
| 変速比 3速 | 1.375 |
| 変速比 4速 | 1.111 |
| 変速比 5速 | 0.965 |
| 減速比(1次 / 2次) | 2.821 / 2.928 |
| キャスター角 | 25°30′ |
| トレール量 | 98mm |
| タイヤ(前) | 110 / 70-17(54H) |
| タイヤ(後) | 140 / 70-17(66H) |
| ブレーキ形式(前) | 油圧式 S ディスク(⌀296mm) |
| ブレーキ形式(後) | 油圧式 S ディスク(⌀220mm) |
| 懸架方式(前) | テレスコピック式(正立・インナーチューブ⌀41mm・ストローク 130mm) |
| 懸架方式(後) | スイングアーム式・ショックアブソーバ 1本 |
| フレーム形式 | ダイヤモンドトラスト(ピボットレス) |
| バッテリー電圧 | 12V |
| 前照灯 | H4型12V 60 / 55W |
| 発売日 | 1998年1月16日 |
| メーカー希望小売価格 | 439,000円 |