月見酒(MINT's World)

どんなバイクなのか?

カワサキ「EX-4」と並ぶホンダ「ゼルビス」の超そっくりさん。

  • ハーフカウルでハンドルミラー
  • 割と大柄な車体
  • 控えめなパワーとそれなりのトルク
  • 落ち着きのあるハンドリング
  • 400cc モデルのブレーキの貧弱さ
  • 単色カラーリング
  • 日本ではかなり不人気マイナー車
  • 海外ではなかなかの人気でベストセラー(600・900cc 版)

と、外見も仕様に加えて境遇まで似ています。

違うのは、

  • 空冷 4気筒エンジン
  • ステンレスマフラー2本出し
  • カウルが丸い
  • シートからテールにかけてが低い
  • アンダーカウルが無い
  • 900cc モデルはシャフトドライブ駆動

辺り。 走っている状態で車種を見分けるのは結構大変ですが、全体の丸みと尻の下がり具合、2本の出しマフラーがポイントでしょうか。 4気筒なので排気音も違いますね。

日本では、「風、旅、美」と云うキャッチフレーズと共に 400cc 版が販売されました。 基本的にゼルビスと同じ流し運転を得意とするスポーツツアラーで、カウルの整流能力がかなり良かったとの話を聞いています。 キャッチフレーズに "風" を謳っている以上、その辺りには力が入っているのでしょう。 乗り心地が良さそうです。

しかし、他例に漏れずレプリカブームの中で鳴かず飛ばずのうちに、あっけなく消滅しました。 今では、通好みの激安中古 400cc 車輛として時々名前を聞く程度。 一方、一定の需要が有る欧州では、600cc と 900cc 版が現在も販売されています。

追記(2008年9月10日)

海外で販売されていたのは、2005年頃までの様です。

また、2009年2月から「XJ6 Diversion」がニューモデルとして販売されるとの発表が有りました。 しばらくヤマハのラインナップに無かった、スタンダードなミドル車輛として注目されそうです。

「FZ6」とは全てが違う造りになっており、スペックからは乗り易さが窺えます。 しかし、カチ上げ少なくとも「FZ6 Fazer S2」「FZ1 / FZ1 Fazer」以上に窄まった後ろ半分と、 「CBR1100XX」や BMW GT シリーズの様な弾丸ツアラーカウルの上半分だけをくっ付けた様に大盛りな前半分の組み合わせは実にバランスが悪く、線の配置も整っていないヤマハらしからぬ奇妙なデザインで、判断に困りそうです。

Diversion(ディバージョン)の主な諸元

XJ400S(国内仕様 年式不明)XJ600S(逆輸入 2001年式)XJ900S(逆輸入 2001年式)
全長2,090mm2,170mm2,230mm
全幅750mm735mm750mm
全高1,175mm1,205mm1,300mm
軸距1,445mm1,445mm1,505mm
最低地上高150mm130mm
シート高770mm770mm795mm
乾燥重量178kg198kg239kg
乗員定員2人
エンジン種類空冷4サイクルDOHC2バルブ並列4気筒空冷4サイクルDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量398cc598cc892cc
内径×行程58.5mm × 55.7mm68.5mm × 60.5mm
圧縮比10.0
最大出力42ps(30.9kW)/ 10,000rpm60.9ps(44.8kW)/ 8,500rpm89.5ps(65.8kW)/ 8,250rpm
最大トルク3.5kgf·m(34.3N·m)/ 7,000rpm5.4kgf·m(53.0N·m)/ 7,500rpm8.5kgf·m(83.4N·m)/ 7,000rpm
変速機形式常時噛合式 5速リターン
駆動方式チェーンシャフト
Rショック1本
タイヤ(前)110 / 80 - 17110 / 80-1757H120 / 70-1758V
タイヤ(後)130 / 70 - 18150 / 70-1769V170 / 70-1863H
ブレーキ形式(前)油圧式 S ディスク油圧式 W ディスク
ブレーキ形式(後)油圧式 S ディスク
相場価格660,000円程度850,000円程度
発売日1991年

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2002年吉日
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