月見酒(MINT's World)

店舗紹介

兵庫県の南西部から岡山県東部の瀬戸内海沿岸では、冬になると焼き牡蠣の食べ放題ができる所がいくつかあります。 周辺は雪の心配がほとんど無く、道路も良く整備されていて、大阪方面からでも有料道路やバイパスを繋げば片道 2時間程度で行けるので、とても人気が有ります。


その中で自分が訪れた事が有るのが、兵庫県赤穂市の「海の駅しおさい市場」内のレストラン「くいどうらく」。


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殻付きの生牡蠣を、テーブル上の網で自分で炭火焼きするシステムとなっており、この焼き牡蠣が制限時間 90分間食べ放題。 これに、牡蠣飯と味噌汁と小鉢が付いて一人 3,675円(2010年に値上がりしています)です。
(写真は牡蠣飯だけ 2人前)

しかし、この焼き作業がなかなかの曲者で、

  1. 殻が平らな方を下にして金網に置き、約 1分(身離れを良くする)
  2. 泡が出たり中の海水が溢れてきたらひっくり返して、さらに約 2 〜 3分(本焼き)
  3. 身に透明感が無くなったら食べ頃

と、焼けるまでに思いの他手間と時間が掛かります。 生食用に処理された物と違って、生焼けでは臭みの有る個体も有り、安全面でも味覚面でもやはり火は通した方が望ましいので、あまり適当な調理は御勧めできません。 もちろんみんなで考えながらののんびりの焼き作業も楽しみの一つですが、数を稼ごうとすると苦労が絶えず、 そのため、食べ盛りの子供が居たり男性だけの集団だったりすると、まともに回転させられずに長い間手持ちぶさたになるかもしれません。。

これを少しでも和らげるためには、焼き作業の効率を上げねばなりません。 そのためには、ライン作業の様に段階分けをして次々と焼き上げる方法が一番です。 上の写真でも、奥から手前に向かって移動させながら焼き上げる様にしています。 奥から順番に

  1. 平らな方を下にして最初の加熱を行う段階。
  2. ひっくり返して本焼きしている段階。
  3. 仕上げの段階。

となっており、同じ焼け具合の牡蠣は同時に 3 〜 4個になる様にしています。 この様にして 3 〜 4個を 1組とし、焼けた組を皿に取る度に、奥に次の 1組を追加して行けば、無駄の少ない焼き作業のラインが完成します。 と言うよりも、この様にしないと一籠を消費するのも大変です。 逆にこれを全力で回せると食べるのが追いつかない位の速度にすらなりますが、追加タイミングをずらして時間調整を行えば好いでしょう。

そんな大変な食べ放題ですが、上手に焼けば以下の写真の様なおいしそうな焼き牡蠣ができあがります。
身の透明感が無くなって来たら食べ頃です。
レモン塩ダレと醤油を使い分けて、おいしくいただきましょう。

メモ

焼き方について

  • 有効な火の範囲は、テーブル半面当たりおよそ 10個分程度の面積なので、決して置き過ぎてはいけません。
  • 身の取り出しは、綺麗事は言っていられません。専用ナイフで大胆にグリグリと抉じ開けましょう。丸みの有る方を上にして開けた方が、最初は持ち難くても結果的に巧く行き易いでしょう。
  • 焼いても殻がなかなか開かない物もあり、中の汁が突沸して吹き出する事も有りますので、多少汚れても構わない服装で行きましょう(焼肉用服装だと思えば OK です)。
  • 時間の後半になると牡蠣から溢れる汁で火力が落ちてくるので、汁が出てきたら端の方に捨ててしまうと安定した火力を保てます。これをもったいないと一々飲んでいると、塩気が強過ぎて飽きたりお腹が緩くなったりします。味わうのは精々 2 〜 3個までに。
  • 汁がなかなか出ない物は、角を網に少し叩き付ける形でちょっと無理矢理穴を開けて出した方が、突沸を防ぐ事ができます。トングで多少抉る方法も有効です。
  • 極めれば、この程度の
    (高さ20cm程度の山)
    高さには貝塚を積み上げる事ができます(笑)。
  • 一番おいしいのは牡蠣飯。

「くいどうらく」について

  • シーズン中の「くいどうらく」は、昼間の予約ができません。
  • 「くいどうらく」のテーブルは一台が結構大きいので、概ね 3人以下の場合は相席になります。網は半面づつ使う事になります。
  • 食べ放題だけでなく、牡蠣を使った定食・会席メニューも有り、「面倒な事は嫌!」「量を食べたい訳ではない」と言う人にお勧め。1,500円程度から在り質も量も豪華なので、実は食べ放題よりも賢く現実的な選択かもしれません。
  • テーブル席と座敷席が在り、焼き牡蠣食べ放題はテーブル席のみとなります。順番待ちも別ラインで処理されます。
  • 週末は大変混み合い、テーブル席は 2時間以上の待ち時間が珍しくはありません。一方、座敷席は長くても 30分程度で回転するので、定食・会席メニュー狙いはその意味でも得です。

裏技?

海の駅内には、食堂だけでなく、加工会社自体が屋外のテントで開設している食事コーナーも有ります。 こちらではサイドメニュー類が有りませんが、焼き牡蠣食べ放題のみが低価格な 2,500円になっています。 また、こちらでは牡蠣の養殖網一本分丸ごと買いが有ったり、販売コーナーで買った魚介をそこで焼いて食べる事も OK で、違った楽しみ方ができます。

こちら側は基本的に予約制なのですが、「くいどうらく」が超満員の時に空いていれば少人数なら飛び込みでも受け入れてくれる様です。 屋外であることや、サイドメニューが無い、そもそも認知度が低いなどの点から、意外に空いています。

余談

2007年までは混雑時の誘導場所として姉妹店の「旬々亭」が在ったのですが、現在は休店している様です。
「旬々亭」での食べ放題に付くサイドメニューは、タコ飯とアオサ汁が定番でした。

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外部リンク

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2010年2月2日
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