月見酒(MINT's World)

兵庫県の南西部から岡山県東部の瀬戸内海沿岸では、冬になると焼き牡蠣の食べ放題が出来る所がいくつかあります。 その中で私が訪れた事があるのが、兵庫県赤穂市の「海の駅しおさい市場」内のレストラン「くいどうらく」。

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3,150円で時間制限 90分。牡蠣飯と味噌汁と小鉢が付いて来ます。
焼き牡蠣写真 「くいどうらく」のカキ飯とアオサ汁と小鉢の写真(写真は牡蠣飯だけ 2人前)

メインの焼き牡蠣は、殻付きの生牡蠣をセルフサービスで炭火焼きするシステム。
しかし、この焼き作業がなかなかの曲者で、

  1. 殻が平らな方を下にして金網に置き、約 2分。
  2. 泡が出たり中の海水が溢れてきたらひっくり返して、さらに約 5 〜 10分。
  3. 身に透明感が無くなったら食べ頃。

と、焼けるまでに思いの他手間と時間が掛かり、また、たくさん載せても焼き上がりが遅くなるだけなので、仮に並の男性がまともな量を食べようとすると、テーブル半面当たり 2人が限界です(テーブル全体で 5人が最適)。 食べ盛りの子供が居たりする家族連れでは、まともに回転させることすら困難かもしれません。 かと言って新鮮な牡蠣と云っても生食用ではなく、無理に生焼けを食べる事はお腹を壊すかもしれませんのでお勧め出来ません。

これを少しでも和らげる効率の良い焼き方は、ライン作業の様に段階分けをして次々と焼き上げる方法です。 上の写真でも、奥から手前に向かって焼き上げる様にしています。 奥から順番に

  1. 平らな方を下にして最初の加熱を行う段階。
  2. ひっくり返して本焼きしている段階。
  3. 仕上げの段階。

となっており、同じ焼け具合の部分には同時に 3 〜 4個しか並べていません。 この状態にして一つ皿に取るごとに奥に一つ追加する様にすれば、無駄の少ない焼き作業が出来ます。 と言うよりも、この様にしないと一籠を消費するのも大変です。 きっと、慣れれば解って来るでしょう。

そんな大変な食べ放題ですが、上手に焼けば以下の写真の様なおいしい焼き牡蠣を堪能出来ます。
牡蠣焼き上がり写真
雪の心配がほとんど無く道路が良く整備されていて行き易い場所でもあり、大阪方面からでも有料道路やバイパスを繋げば 2時間程度で行ける場所です。 シーズン中は待ち時間が長くなりがちなので、大人数や子供連れの場合は、レストランではなく海の駅併設の魚介類加工会社が主催している別の牡蠣関係のコースを利用すると好いかもしれません。 養殖用の仕掛け 1本丸ごとを外で豪快に焼く雰囲気等、食事以外の部分でも楽しめると思われます。

メモ

「くいどうらく」について

  • シーズン中の「くいどうらく」の昼時は予約出来ません。
  • 「くいどうらく」のテーブル一つは結構大きいので、概ね 3人以下の場合は相席になります。
  • 牡蠣を使った定食メニューも有り、「そんな忙しない食事は嫌だ!」と言う人にお勧め。質も量も豪華なので、実は食べ放題よりも賢く現実的な選択かもしれません。
  • 牡蠣食べ放題がメニューから外されますが、座敷席も有ります。

焼き牡蠣について

  • 焼き作業は慎重かつ冷静に、食べや殻の開け作業は大胆かつ豪快に。
  • 殻が開いただけではダメで、一方で全く開かない物もあり、これは専用ナイフでコジ開けて食べます。
  • 開かないだけでなく、強烈に破裂する事もあるので注意しましょう。
  • 有効な火の範囲は、テーブル半面当たりおよそ 10個分程度の面積。
  • 時間の後半になると牡蠣から溢れる汁で火力が落ちてくるので、汁が出てきたら端の方に捨ててしまうと安定した火力を保てます。これをもったいないと一々飲んでいると、塩気が強過ぎて飽きたりお腹が緩くなったりします。
  • ひっくり返して少しした程度のタイミングで早めに殻を開けてしまえば、焼け具合を目で確認しながら作業出来ます。 また、早めに開けると破裂も起き難くなり、余分な汁もすぐ捨てられます。その反面、密閉状態で蒸される事が無くなる為か、心なしか焼けが遅くなる気がします。
  • 半面なら、二籠完食が早い方の標準量ぐらいです。
  • 一番おいしいのは牡蠣飯。

余談

2007年までは混雑時の誘導場所として姉妹店の「旬々亭」が在ったのですが、現在は休店している様です。
「旬々亭」のタコ飯とアオサ汁の写真

2008年2月16日
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