「千とせ」は、大阪市中央区千日前界隈の裏通りにある大衆うどん屋です。 営業時間 10時〜15時ぐらい、火曜日休業となっています。
ここは、外観も店内は大衆食堂そのものですが、"肉吸い" と云う一風変わったメニューで人気を博している御店です。
「千とせ」は、元々肉うどんのおいしい店として、地元の人だけでなく、近くになんばグランド花月劇場がある関係から吉本興業所属の芸人達にも愛される店だったのですが、 同所属の芸人である花紀京さんが若かりし頃に、二日酔いで腹が膨れ過ぎるからと「肉うどんのうどん抜きと卵掛け御飯」とオーダーした時にそれに店長が応えたという出来事が有ったそうです。 そして、「肉吸い」と名づけられたこの裏メニューが、次第に芸人から一般大衆に広まっていって、現在に至ります。
つまり、 "肉吸い" とはうどんの無い肉うどん、すなわち「うどんダシ + 肉 + 薬味」という料理なのです。 "吸い" とは吸い物の事で、由来通り白飯と一緒に食べる事が多くなっています。 味は、もう見たまんまなのですが、ダシはしっかり取られており、大衆食堂的なボリュームも確保されているので、B級グルメとしては十分過ぎる程の魅力が有ります。
お品書きに有る主なメニューは以下の通りです。
肉吸いと肉うどんが同じ値段なのは、うどんの体積が減る分、肉と汁の量を増やしているのと、肉吸いには半熟卵が付いて来るからです。 ではそのまま頼めば、上の写真と同じメニューが食べられるかと云うと、そうではありません。
実は、お品書きに載っていないのに定番なのが以下。
この二つを重ねて頼まないと、上記の写真と全く同じ内容にはなりません。 豆腐は肉吸いのボリュームを増すためのオーダー、御飯の卵は 2個目ということになりますので、好みや体調次第の追加オーダーではありますが、欲しいとなるとちゃんと指定する必要が有ります。
このうち、卵掛け御飯に関しては短縮して呼ぶのが通例で、
となっています。 注文例としては、「肉吸い小玉」で肉吸いと卵掛け御飯小サイズとなり、麺類や汁物と御飯物の間に助詞の「と」を入れない人が多めです。
頻繁に紹介される様になった人気店で、また営業時間が限られているので、週末には必ず行列が出来ています。 最長で一時間弱待ち程度に膨れ上がるので、予定には御注意ください。
なお、主にサークルK・サンクス系のコンビニエンスストアで、再現メニューが売られている事も有ります。