beatmania曲レビュー(club MIX篇)
5thMIX→complete MIX2に続く通常筐体のベスト版でない外伝的続篇。
名前の通りクラブサウンドを強く意識していて、
その内容はクラブサウンドというよりは
ディスコと呼ばれていた時代から現代までの
日本的クラブサウンドの歴史をトレースした様な感じです。
邦楽のリミックス物が多く
画面の雰囲気もポップであまり濃いサウンドは無いのですが、
それでいて通好みな内容なのは豪華なゲスト参加のためでしょう。
譜面の出来もかなり良く、
UKシーン中心の6thMIXとは違う傾向で歴代トップを争う出来です。
Tokyo European Espresso
TOKIO
沢田研二さんの代表曲「T.O.K.I.O」のカバー曲。
元々セットに送風機を使ったりしてちょっと変(笑)な曲なのですが、
このカバーはボーカルがイっちゃっていて変過ぎます(笑)。
最初聞いたときは脱力しましたが、
どうもこの曲は重ねて聞く程ハマる魔力があるらしく、
アーケードでは他にする曲が多いのでそうでもなかったですが、
PS版ではやたらやってます。
Snatcher 〜Dual Vacuum Mix〜
コナミのアドベンチャーゲーム「スナッチャー」の
PCエンジン版メインテーマ「ONE NIGHT IN THE NEO KOBE CITY」のリミックス。
中身剥き出しのサイボーグや廃墟のアニメーションが印象的です。
全体はメタルギターが唸るローテンポデジロックですが、
この曲のメロディが出てくる40秒〜だけは
少し澄んだクールなイメージになっています。
アレンジは最初や後半はスタンダードな物だけですが、
23秒〜の5番鍵盤増やしはいろいろなパターンが考えられて
やる度にいろんな攻め方ができます。
MASK
私がbeatmania全曲中トップを争う程お気に入りの曲の一つ。
ガリガリした音や密かに流れる緊張コード、
太いベースに随所のフィルインが恰好良いブレイクビーツ、
機械的で妙に滑らかに動く動物のアニメーションまで含めて
私の好みを組み合わせて作った様な曲になっています。
アレンジ所はメイン部分の白鍵盤に配置されているガリガリした音や
各所フィルインのパターン変更など。
中盤のキーボードとベースの合戦も多少イジれます。
Viva2000 〜27mix〜
pop'n music曲のリミックスです。
この曲、雰囲気は良いのですが、
なんだかボーカルとコード進行の組み合わせが変です…。
COMMITTED feat PHIFE
ゲスト曲。ラップ中心のオサレなヒップホップです。
曲はあえてコメントしなくても良い良さですが、
譜面の出来は微妙。
ラップを鍵盤に当てはめるのってどうかと思うんですよね(苦笑)。
でもその部分以外でのアレンジはたくさんできます。
ドラムパターンも変え放題なら余分なスクラッチも入れ放題。
但し最後のスクラッチを変え過ぎると死にますが。
SUPER DYNAMITE SOUL
ゲスト曲。ファンクネタのブレイクビーツサウンドです。
弾いて楽しくやはり私の大好物です。
オープニングからして気分を盛り上げるブラスの上昇からメロメロ。
ある程度流れとして音が決まっているのでアレンジ所は少ないのですが、
その数少ない所が全て誘っていてオイシ過ぎる十分内容。
ドラムパターンを一小節任されたりする部分は
初見から「やれ!」と言わんばかりでした。
Don't stop the music
ゲスト曲。やや80's風味が強いガラージハウス。
実に爽やかで解り易いノリが誰でも素直に聞ける逸品です。
譜面はなかなか難しいのですが、
ストリングスのカウンターラインをひたすら自分で弾けるため、
こういうラインの効果が解っていれば解っている人程
気持ち好さは倍増すると思います。
いや、もっと行くと
初見でどんなカウンターが鳴るか先読みできたりしますが(笑)。
WALKIN' IN THE SUN
日本人ハウスクリエイター福富幸宏氏による甘い甘い
カリビアンハウスサウンド。
この甘さ(特にエレピのコードが超甘々)は氏の特徴です。
譜面は主にアコースティックギターがフィーチャーされていて
ギタリストになったつもりになれる気持ち好い代物。
特に何もイジらずラストのソロまで美しく叩き切りたいものです。
Disco Dancing
70年代ディスコサウンド。
とても素直に作ってあるので気持ち好く聞けますが、
次の展開がモロバレなのが笑えます。
サビのフルートの降下パターンなどは完全に初見で予想が付きました(笑)。
譜面もどうこういじらず素直に行く方がお奨めです。
TRIBE SONIC
AKI氏のclub MIX提供曲は汗臭いトライバルハードハウス。
Acid Bombを思わせるギャンギャン音がまたもゲーセンで響きまくります。
しかもまたこの音がアレンジしたくなる配置で出てきてしまうので、
またもやご近所大迷惑(笑)。
他にも55秒辺りからの部分の黒鍵二つに配置されているタムの音など、
いろいろ遊べる場所がある曲です。
ところでCDのこの曲、デジタル音割れしてるよね…。
恋のブギウギトレイン
日本の70年代サウンドの一角
アンルイスの「恋のブギウギトレイン」の80年代風リミックス。
でも今一つパッとしなくて印象が薄いかも…。
譜面も特にナニという訳では…。
BANG BANG BANG
スパイダースの「バンバンバン」のカバー曲。
甘い女性ボーカルと少し上げられているテンポ、
シンプルで少しレトロながら現代的な音も入った伴奏で
オープニングまでも付いている非常に盛り上がる一曲です。
そのまま演奏しても良いのですが、
メジャーな所では中盤のマリンバのパターン、
ちょっと偏屈な所ではオープニングのギターは大きくいじれます。
ところでサントラCDのノンストップ版では
この曲の「ババババン」の部分が呪いの様に(笑)反復して
何だかサイケです。
FALLING
ゲスト曲。サンバノリのハウスです。
福富幸宏さんお得意の甘い音がたまりません。
譜面自体はさほどおもしろいとは思わないのですが、
この曲は聞いて楽しむ方がグッときますね。
「警部補古畑任三郎」のテーマ
特に説明不用と思われる曲のリミックス。
あまり派手にいじられていないので、
逆に自然な様(音色)な不自然な様(構成)な微妙な感じがします。
スライサーでスッパリとカットされた
後半でメイン部分に帰ってくる直前の1小節ブレイクは
お約束でも恰好良い物です。
太陽にほえろ〜衝撃のテーマ〜
太陽にほえろと言うのであのギターのリフが有名なメインテーマかと思ったら
実は衝撃のテーマ(逃走シーンとか)だったという捻りを食らわされた一曲。
しかもノリノリなスカになってるし。
HARDでやるとかなり忙しくてクリアも厳しいのですが、
3回ぐらい出てくるティンバレスなどで構成されたフィルインが叩きたくて
苦しみながらもHARDをプレイする私です。
Dolly catcher
VENUS ON YOUR SMILE
ゲスト曲。歌物エピックトランスです。
ちょっと降り過ぎている&譜面がメチャクチャ苛酷なので
あまり私向けではありませんが
オリジナル版を聞くとなるほどと思えるのは長さの問題もある様です。
やっぱり最低6分はないとダメです(笑)。
曲よりも延々踊ってるにこやかな女性のアニメーションの方が
脳裏に焼き付くかも。
DA MUZIK
ゲスト曲。とても分かり易いお祭りハッピーです。
このそこはかとないお祭りノリは日本人ならではではないかと思います。
譜面の出来もかなり高くて初見では感動したぐらいのシンクロ率。
どうにでもなる音が割り当てられているので、
アレンジも余裕さえあればいつでもどこでもできます。
アホ(褒め言葉)な曲ですからどこまでアホ(褒め言葉)にしても無問題。
アニメーションがあまりこのアホさ(褒め言葉)についてきていませんが、
崖っぷちに立つマント付きヒーロー絵は好きです。
GAME
結構ムチャしてるイカレビートと
ムチャし過ぎなグチャグチャコードが
やたらサイバーというか変態的な何とも表現に困る一曲。
アニメーションも変態でやっぱり私の好物です。
NORMAL・HARDも良いのですが、別MIXになっているANOTHERもまた良し。
ANOTHERだと最後は減速ではなく加速します。
アレンジはしなくて良し。
最初から変態的に壊れているのであえていじる必要は無いでしょう。
もちろん文中の「変態」は褒め言葉です(笑)。
SWEET BREEZE
新旧が混在した様なロック+デジタル技術の融合サウンド。
アホ臭い(褒め言葉)キレまくりギターと
アホ臭い(褒め言葉)目がチカチカするアニメーションが
実に好い感じです。
後半の上昇ギターはキレ過ぎで逝けます。
しかもHARDでやるとそこが難し過ぎて死ねます。
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