beatmania曲レビュー(3rdMIX篇)



日本語歌物を入れて軟化がはかられている第三作目。
難解な階段譜面の始祖であるsuper highway
この作品が出身です。
GREAT COMBOシステムもここから。
FREE ZONEがここから廃止されてしまいました。
やたら太いスクラッチのオブジェクトも特徴ですね。

find out
love so groovyとは違っていかにもソウルなソウル。
ワウのかかったクリーンギターのリフや
時々ちょっかいを入れるスクラッチがクールですね。
結構バックが賑やかで練られた編成になってると思います。
コード進行もかなり捻ってありますし。

life goes on
ほとんどアンビエントとは言い難い曲調で
自分はもはやそれとは思っていないのですが、
曲自体は結構好きです。
非常に爽やかなイメージで、
微妙に不安定な所があるもののメロディも綺麗ですね。
何よりこの曲、前半のシンセ音によるロングトーン主体のメロディを
前半部分は5、後半部分は1を引っ張り続けて和音にすると
それはそれはイカす響きになります。
他にもいじれる場所はありますがここは必須と言える部分でしょう。

Believe again -HYPER MEGA MIX-
一般向けにもするために導入されたらしい邦楽歌謡曲風の1曲ですが、
ゲンナリです(爆)。
音とか歌詞とかメロディとか演出とかのげぞるアニメとか全部。
ハイパーメガミックスとか言っちゃってる辺り
皮肉を込めてわざとダメにしてるのかもしれませんが、
当時の巷の選択回数の多さを見ると
狙いバッチリというのが現実なのか…。

s.d.z
自分の3rdイチオシの一品。
ややネガティブな哀愁系の演出にシビれます。
CD版よりメロディが前面に出ているゲーム版(特にAC版)の方がお気に入り。
アレンジの面でもいろいろちょっかいを出せる場所はありますが、
何と言っても最後のスクラッチ部分。
ここがフリーゾーンでないのは今でも大いに悔やまれます。
この流れなら、ここはアドリブスクラッチを入れて観客を盛り上げろ
と言ってる様なもんです。
あまり入れると当然クリアはできなくなりますが、
LAST STAGEに持ってくる事ができればOK(割と特殊な状態になりますが)。
MIX MASTER MIKE氏に続けと言わんばかりに皿を炸裂させます。

Wild I/O
20,november = ハウスと思っていた人が聞くと
「なんじゃこりゃ?」と思うかもしれませんが、
むしろこれの方が正統派(インスト系)ハウスです。
ハウスというジャンルはかなり幅が広く、
一朝一夕で理解しきれるものではありません。
(beatmania内だけでも何種類ものハウスが存在していますし。)
ダンスミュージックの大半はハウスで占めている程ですからね。
ちょっとアンダーグラウンドな雰囲気を持っているこの曲ですが、
こっそりアレンジをするなら打鍵終了部分で4を押してみましょう。
女性コーラスが見事な余韻をかもし出してくれます。

Stop Violence
ハービー・ハン「モ」ックです。
先進的なフューチャージャズで有名なハービー・ハンコックを
目指して作ってみましたというパロディなのでしょう。
曲自体もなかなかエロくて(笑)好い感じです。
曲調も曲調だけにいろいろアレンジしたくなるのですが、
残念ながらほとんどアレンジ不可能になっているのが
悔やまれる所です。

La Bossanova de Fabienno
オサレなフレンチボサノバ。
この曲、曲自体はスタンダードですが
譜面がかなりのおもしろい出来になっています。
前半はピアノを引かせる感じの譜面、
サビではトライアングル担当、
後半ではクィーカーとギロの掛け合いを叩く事ができて
楽しい変化に溢れたリズムパターンになっています。
ただ、判定が厳しいので当時はそれどころではなく
クリアするのに必死でしたが…。
3rdでの上級者への一つの登竜門だったと思います。

Queens Jamaica
jam jam reggaeとは違う泥臭さ全開(褒め言葉)のレゲエですね。
元祖遅テンポ敷き詰まり譜面曲で、
曲調に似合わず実に忙しい演奏を強いられます。
そのくせスクラッチが「アレンジしろ!」みたいな音や配置になっているので、
本気でやると前半はゲージが全く上がりません(笑)。
曲自体は今一つ盛り上がりに欠けているとは思いますが
その辺りが楽しいので選曲回数は多かったですね。
八百屋です!(謎)八百屋です?

METAL GEAR SOLID -main theme-
コナミのPS用アクションゲーム「メタルギアソリッド」のメインテーマを
渋いけど比較的分かりやすいビッグビートにアレンジした一品。
前半のバスドラが強烈に重たいので、アンプをブリブリ言わしたい所。
当時あまりにもみんなプレイするので食傷気味になりましたが、
変化のある配置でプレイそのものはなかなかおもしろいのです。
いじり所は少ないのですが、最後の女性コーラスのア〜という声の後に
スクラッチでビート入れるのは定番かと。
チュニジア温泉(謎)。チュニジア温泉?

LUV TO ME -THIRD MIX-
メジャーなジャンルだけに皆が候ち望んでいたと言える
beatmania初のユーロビートですが、
ゲンナリpart-Ⅱです(爆)。
ダメなジャパニーズユーロのお手本の様な仕上がりです。
特に歌詞が、歌詞が…。
ナキ系の様でイケイケという不完全燃焼っぷりもイメージダウン要素。
あまりにあんまりなのでこれは確信犯かもしれません。
しかし譜面が激しいのでそれだけで選ばれていた気がするものの、
それだけでは説明できない選択回数の多さはやはり…イタタ。

tribe groove
自分はこんな曲を候っていたのです。
3rd発売当時、自分は両手(もろて)を挙げて喜んでいました。
その心揺さぶられるラテンノリに
このジャンルの要とも言える3連リズムの連発。
こんなに燃える曲はそうそうありません。
アレンジしなくても楽しい譜面です。いや、もう生で叩きたいぐらい。
何を隠そう自分はD級パーカッショニストですから。(本当)

Attack the music
重たいリズムとマッチョ兄貴のアニメーションが印象深いミニマルテクノ。
ヒロシワタナベのbeatmaniaソロアルバムでも重たいリズムが強調されていて
結構ディープな逝ける曲でオススメです。
通常版の3番キーに割り当てられているギン!という音が非常に私好みで、
これがよく響くAC版ではいつも鳴らす位置を変えて楽しんでいます。
そのままでもおもしろい配置は続く曲ですが、
1番キーのバスドラムを時々ごっそり1小節ぐらい抜いたりして
メリハリを付けてやるとさらにそれっぽくて恰好良くなりますね。

super highway
beatmaniaシリーズではアートコア系のドラムンベースの方が有名ですが、
そうでない方の曲の筆頭といえばこれになりますかね。
中盤のソロ部分、
後半シリーズでは当たり前となってしまった様な階段譜面ですが、
当時はska a go goを越える衝撃の譜面でした。
こんなもんできるかー!とツッコミを入れましたね。
今でも自分はちょっと怪しいプレイですよ…。アレンジをしている余裕なんてありません。
ちなみにこの曲はCDのbeatmania SuperMIXで完全版があるのですが、
イメージが全く違う強烈に逝ける曲になっていて必聴です。
下降と上昇を繰り返す濁ったコードと吸い込まれる様なコーラスが
たまりません。

Believe again Emotion of sound
隠し曲として入っていた
Believe again -HYPER MEGA MIX-の80年代風リミックス版。
この曲、音だけは好きです。
でもやっぱりいろいろダメだと思います(笑)。
サビ手前のスクラッチ4発とか取って付けた様です。
もう少しテンポが遅い方が80'sっぽいと思いますし。
ちなみに何かの拍子にプレイした時は
サビのメロディを和音にして遊びます(これは割と楽しい)。

nine seconds
3rdMIXの隠し曲の一つのちょっと不思議な雰囲気のミックスサウンド。
デジタルファンクになっていますがなかなか解釈の難しい所です。
CD版(beatmania関連のCDではありません)では、
「あー、確かにファンクだなぁ」と思えるんですけど。
どうもプレイ中はドラム音が引っ込んでいるせいか
ビートレスな曲に聞こえてしまいます。
自分にはムチャ判定が厳しいというか、
サンプリングの関係か微妙にズレた位置がGREATになる
ちょっと困った地味な曲という印象がありますね…。
楽しいビート感で譜面も好い意味で偏屈なんですが。

area code
これも3rdMIXの隠し曲であるnouvoサウンド。
もの凄く8分のリズムが強調されていて、
普通の8ビートとは違う機械的で時計の様な要素を思わせる
おもしろいビート感が特徴ですね。
これまた地味であまり一般には印象の薄い曲ですが、
ちょっとアンダーグラウンドなノリが自分は好きです。
ちなみにこれにもsuper highwayと同じく
beatmania SuperMIXに完全版がありまして、
これまたイメージの変わった濁りサウンドになっています。
そう言えばnouvo nude(ユニット名なので敬称略)の曲は全て
単純にローファイと言い切れない
霧がかかったような濁りや曇りを感じる雰囲気になっていますね。
きっとこういう味なのでしょう。



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