月見酒(MINT's World)

beatmania Ⅲのエフェクター概要

Ⅲのエフェクターにはかなり力が入っており、 まるで単体のマルチエフェクターが仕込まれている様な状態です。 その仕様は、

  • 16種類の効果を選べるエフェクターを1系統内蔵。
  • 1種類につき二つの可変パラメーターを持ち、ツマミで変更できます。
  • 二つの設定を保持でき、足元のペダルで随時切り替えられます。
  • 演奏音、伴奏音、全体のどれに効果を掛けるかを選択できます。筐体中央のツマミで変更します。
  • いづれの設定も、曲中でいつでも変更できます。
  • 曲頭でペダルを踏むと、演奏開始までの待ち時間が少し延びて調整し易くなります。

と、およそゲーム機とは思えない、なかなかしっかりした造り。 しかしここまで本格的にしてあると、にわかレベルでは何の事だかサッパリ分からないと云う事もあるでしょう。 そんな方々のための当ページです。

なお、ⅡDX版の方も併せてご覧になるとより理解が深まると思います。 「そもそもエフェクターって何⁉」という方はそちらからどうぞ。

実践解説

練習として最適な曲は初代Ⅲ曲の"All is vanity"。 初級から上級まで様々な掛け方が実践できるので、この曲を利用して解説して行きます。 サンプルファイルは実機での演奏ではありませんが、ほぼ同じことが可能な内容です。

入門

何も考えずにとりあえず恰好良くする方法は、 リバーブ(REVERB)を全体に掛けっぱなしにしておく事です。 これだけで大きなホールで演奏している様な気分が味わえます。 曲が始まるまでに目的の設定がスムーズにできる様に、まずはエフェクトの選択のみを集中して練習していきましょう。 曲の読み込みが終わったら自分が立っているプレイヤー側のペダルを踏み、エフェクト選択ツマミを回して希望のエフェクトにセットします。 エフェクトの種類はアルファベット順に並んでいるので、これを目安にできます。 パラメーターに関しては、入門段階では考えない事にしておきます。

初級

入門から一歩進んだ掛け方は、曲中の特定の部分だけで欲しいエフェクトを掛ける方法です。 曲の途中でペダル操作をできる様になるのが初級段階です。 効果の判り易い派手なエフェクトをキメの部分だけに掛けて、積極的に音を作って行くのが効果的です。 効果が判り易く、且つ扱い易いエフェクトは、

等。音が劇的に変わるのであまり長く掛け続けているとクドいのですが、場面転換の1小節前だけペダルを1度踏んで掛け、転換したらもう1度踏んで切ると展開が引き立ちます。

"All is vanity"では、

等が考えられます。 ディレイ(DELAY)は他よりも少し使いどころが難しく、分かり易くするには、遅い曲の演奏音にスポット的に掛ける方法が有効です。

イントロ部分にフランジャー(FLANGER)が掛かっています。

中級

中級ではさらに手を広げて、二つのエフェクト設定を使い分けてみましょう。 曲開始までの間がかなり忙しくなりますが、2種類用意できる様になれば表現の幅も広がります。 後は、曲の途中で二つのペダルを踏み分けるだけです。

さらに演奏、伴奏、全体の掛け分けにも挑戦です。全体に掛けるだけでは芸がありません。 ここからは分かり易さではなく、スマートさも考慮し始めたい所です。 途中変更はペダルと同時である必要は無く、オブジェクトがあまり詰まっていない所でサッと変えておけばOKです。

"All is vanity"では、

等が考えられます。これを初級の設定と別に用意して掛け分けてみましょう。

場面転換の直前 1小節3〜4拍目にディストーション(DISTORTION)、 その後ハイパスフィルター(HIGH PASS)に切り替えています。

上級

最後に残る要素は、パラメーターを好みの合わせて、且つ曲の途中で動かす事です。 各エフェクトの効果と的確なパラメーターを覚え、さらに片手で楽に弾ける様な譜面を選ぶ必要があり、一朝一夕には行きません。

手っ取り早く、且つ恰好良くできるのはフィルター系。 "All is vanity"では、19〜25小節目にローパスフィルター(LOW PASS)を掛ける事に尽きます。 ツマミ1は100、ツマミ2は0にしておき、演奏しながらツマミ1をグリグリと動かします。 ここは譜面も楽なので、この掛け方には最適です。 効果の対象は鍵盤音、伴奏音、両方、それぞれ別の趣があり、それぞれ似合う動かし方も違います。 やってみれば楽しさが分かるでしょう。

場面転換からにローパスフィルター(LOW PASS)を掛け始め、フィルターを徐々に絞り、最後からは徐々に解放。 場面転換前 1小節でフランジャー(FLANGER)に切り替えています。

まとめ

ここまででもエフェクターの使いこなしとしては本当はまだ入口。 操作ができる様になれば、アイデア次第で幅はどんどん広がっていきます。

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