新 OS 導入がいつも遅いうちですが、転換期である事を見越して Windows NT6 系列は早めに動きました。 まだ熟成もまとめも進んでいないので、使っていて気付いた事や自分に関係する情報をひたすら集めます。 題名は Windows7 ですが、Vista との共通項目についても記載していますし、大半は共通しています。
Windows7 のインストールプログラムからストレージをフォーマットすると、先頭部分に約 100MB のシステム起動領域用ドライブを別に確保します。 ここには、Windows7 からは標準ではドライブレターが割り振られず、Windows7 本体のファイルを置いたドライブが必ず "C" になります。
Windows XP からは、ここが boot.ini などを置く C ドライブとして見えますが、デュアルブートする時はそっとしておいた方が好いと思われます。
以下の手順が鉄板。
Windows XP はブートメニューに「以前の Windows」と表示されます。 後から bcdedit で BCD を変更する方法も使えるはずですが、うちでは Windows7 が 64bit 版なので、32bit 版 Windows XP から 64bit 版 bcdedit を動作させられませんでした。
なお、何かの拍子に Windows XP の方がntldr が無い
と怒られて起動しなくなる事が有りますが、ほとんどの場合は消えた訳ではなく場所を見失っているだけなので、
この場合「EasyBCD」で Windows XP の起動ドライブをずらすと起動します。
原因までは突き止めていませんが、ストレージの構成によって、"C" のはずなのに Windows XP からは "D" に見える(起動完了後にエクスプローラーから見えるドライブレターとは関係無い)なんて事が有ります。
「ReadyDriver Plus」で、起動時に [f・8] を押して [ドライバーのデジタル署名を無効にする] オプションを選択する操作を自動化する方法が今の所一番確実。 オレオレ署名とテストモードを使う方法は、正常動作しない物が有ったりしてやはりデバッグ用であり、常用には向いていません。
なお、Windows7 では、「ReadyDriver Plus」が作成したブート設定の起動元が "BOOT" と仮指定の様になっており、 署名回避設定後の初回再起動前に「EasyBCD」などの BCD 書き換えソフトウェアで "C:\"(Windows7 本体が入っているドライブ)に変更しておく必要が有ります。 誤って変更しないまま再起動してしまっても、ReadyDriver Plus インストール時に「起動選択を 3秒待つ」設定のチェックボックスをわざわざ外していなければ、起動選択メニュー表示直前に適当なキーを押せばこれに割り込めるので、そこから Widows 7 を通常起動するとやり直せます。
デジタル署名の無い物を使う予定が有るなら、Windows7 インストール後に最初に仕込んでしまった方が楽。
この件は Windows XP 以降共通していて、1 フォルダ内に格納している圧縮ファイル数が多いとその数分だけフォルダの様にリスト化されてしまうので、普段圧縮ファイルまみれの場合は Vista 以降でも引き続き切ってしまいたい機能。 方法については、以下の記事を参照。
エクスプローラーが変わった Windopws Vista 以降共通ですが、これを追加するソフトウェアが在ります。
が、XP 以前だとパス名表示しているだけのアドレスバーは、Vista 以降では階層移動機構を兼ねており、"▶" をクリックすると上位や下位のフォルダが表示されてそこへ移動できるという、上階層移動ボタンと左ペインのツリー表示をコンパクトにまとめた様な機能を備えています。
障礙者や高齢者向けの設定集かと思いきや、ここには「コンピューターの作業に集中しやすくします」という項目が在り、ここではウィンドウアニメーションや全画面表示化挙動を変更できます。 他にも設定項目がいくつか。
新しいフォルダを任意の位置に作成し、その名前を "(任意のフォルダ名).{ED7BA470-8E54-465E-825C-99712043E01C}" に変更すると、Windows7 本体及びビルトインアプリケーションの設定へのショートカット集になります。 広まった経緯とその機能性からゴッドモードとかいう名前が付いていますが、何か特別なモードに入る物ではなく要するによりたくさんの物を 1ぺージに集約したリスト型コントロールパネルです。 この機能は Windows Vista 以降で有効なのですが、Vista 64bit版のみ問題が発生する事が有ります。
この手の特殊フォルダは他にも有り、MSDN で一部公開されています。
ほぼ Vista 以降で共通事項。
よく誤解されていますが、XP モードと互換モードは別物です。
バーチャル PC の仕組みを使い、Windows7 上で Windows XP そのものを仮想的に一つ起動して、その中でアプリケーションを動かす。 これを「一つのウィンドウの中に在る仮想的な Windows XP 搭載 PC」として操作する事もできるが、この仮想環境の中にインストールしたアプリケーションは Windows7 のスタートメニューにも登録され、そこからほとんどシームレスに操作できる様になる。 どうしても高い互換性を必要とするアプリケーションに向いているが、最低限の仮想ハードウェア環境で動かすので、ハードウェア依存性が高く DirectX と結び付きの強いゲームの類には全く向いていない事に注意。
Windows7 新機能として宣伝されているので比較的よく知られているが、Professional・Ultimate・Enterprise でしか利用できない。 どちらかと言うと、企業・開発者向けの機能。
アプリケーション実行ファイルを右クリック → プロパティ → 互換性から選択し、バージョンごとの細かい仕様差を埋めてアプリケーションを動作させる。 見た目には Aero Glass のままで、Windows7 上で動いている事には変わり無い。 バージョンチェックで弾かれているだけだったり、レジストリ設定や特定フォルダの決め打ち要因で起動しない物に効き易い。
Windows 2000 から有った機能で、NT 系で不具合の出る 9x 系アプリケーション、Servise Pack を当てた後に動作がおかしくなるアプリケーションなどの動作用途に、一部のよく知っている人だけが使っていた機能。 Windows Vista 以降は、ユーザーフォルダ構造に大きな変更が有ったため、インストール作業時に特に有効である。 この時 Windows Vista 以降は互換性を裏でチェックしていて、ある程度は自動的に設定を変更してくれる。
「Gavotte RAMDISK」「ERAM + fuck0665 パッチ」共に、先にデジタル署名強制無効化を仕込んでおきます。 「Driver Signature Enforcement Overrider(DSEO)」を使う方法は、「Gavotte RAMDISK」では設定変更が巧く行かなくて失敗し、「ERAM」は未調査です。
インストールはどちらも、デバイスマネージャーのレガシーハードウェアの追加から。
「Gavotte RAMDISK」のその後はほぼ右から左で、設定用実行ファイルの起動時に管理者で実行を選ぶ位の差。
「ERAM」の工程は「eram_x64.inf」の 56行目を "1 = %DisketteLabel%,;%TagFile%,,%SubDirectory%" に書き換え
て、後はマニュアル参照。
見た感じどの設定も通りますが、コントロールパネルに追加される [ERAM] アイコンは働かないので、デバイスマネージャーから設定を呼び出します。
なお、「Fire File Copy Ver.4.9.1」で、RAMDISK へのファイル出し入れができない([GO!] ボタンを押しても何も起こらない)不具合がうちでは見られています。 RAMDRIVE のファイルシステムや、デバイス認識(Fixed Media とか 実デバイスとか)には関係が有りません。
動作には UAC を通さないといけないので、制限ユーザーはもちろん管理者権限ユーザーでもスタートアップ登録での利用では煩雑です。
代わりに「管理ツール」内の「タスクスケジューラー」に、管理者権限を持つユーザーが誰もログオンしていない場合でも、管理者権限アカウントを用いて「最高権限で実行」「任意ユーザーのログオン時に実行」の設定をすれば常に動作させられます。 いろいろ実験してみましたが OS 起動と同時の実行は巧く行っていませんので、実行させるには誰かが最低一回ログオンする必要が有ります。
なお、Windows7 では、この方法で起動するとタスクトレイにアイコンが出てくれませんが、裏で動作はしています(本人が本人のログオン時に起動させた時のみアイコンが出ます)。 「開始(オプション)」に K10STAT 実行ファイルを置いているパスを入れるのを忘れずに。
メモの中には、Windows7 固有ではない現象も含まれているかもしれません。 また、いくつか散見したホイール関係の不具合は、WACOM タブレットドライバー要因の可能性も有ります。
| ソフトウェア | バージョン | 対応可否 | メモ |
|---|---|---|---|
| MDIE | 3.0.0RC6 | △ |
|
| X-Finder | 11-7 | - |
|
| CLaunch | 2.72 | ◎ |
|
| TaskList | 2.34 | ○ | 心なしか表示のタイムラグが減っている。 |
| MultiWallpaper | 2.1 | ○ | 公式では多少の不具合アナウンス有りだが、ほとんど見た目に影響が無い。Microsodt は、標準で壁紙チェンジャーを組み込んだなら、なぜディスプレイごとに別の設定をできる様にもしなかったの…? |
| Fire File Copy | 4.9.1 | △ | ERAM や Gavotte で設定した RAMDISK の絡むファイル操作ができない。 |
| FastCopy | 2.02(x64) | ◎ | 64bit 版でシェル拡張も含めて完全動作する様になった。外部ファイラーでも問題無し。 |
| Lhaz | 1.35 | ○ | 関連付けもスムーズに通るが、この場合は圧縮ファイルをフォルダとして扱わせない様にした方が無難。 |
| ZTop | 1.73 | △ |
|
| マウ筋 | 1.41β2 | △ |
|
| MouseGesture.ahk | - | ? | テスト中。 |
| WinMover | 3.2.0.6 | × | 起動するとシェルが落ちる。 |
| Taekwindow | 0.2.4 | ○ | WinMover 代替。マウスが多ボタンなら、どれかに [alt] を割り振れば、マウスだけでも操作 OK。たまにロックオンに失敗するがほとんど気にならず、むしろフォーカスをすり抜けて移動できる機能がありがたい。 [alt] しかトリガーにできない関係上、設定に依ってはメニューバーの操作に誤爆し易い。 ユーザー切り替えや省電力モードからの復帰後に、動作がおかしい事有り。 |
| MassiGra | 0.35 | △ |
|
| いじくるつくーる | 7.68.20 | ◎ | このバージョンから公式対応開始。まだまだ人柱。 |
| OpenOffice.org | 3.1.1 | ○ | ざっくり見た所では問題無し。 |
| VxEditor | 0.74 | ○ | 多分問題無し。 |
| Linar | 1.7β9.4 | ‐ | とりあえず本体機能が動いたのは見た。susie プラグインが心配。 |
| Mozilla Firefox | 3.5.3 | ○ | 動くけど相変わらず重いし引っ掛かるポイントも同じ。アドオンはうちの常用の物は一通り動くが、IME DiMENSiON だけ動かない事を確認。 |
| Google Chrome | 3.0.195.24 | ○ | スキンを使うと不透明ウィンドウになる。 |
| Opera | 10.00 | ○ | 問題無し。スキンを変更すると描画が乱れる事が有るが、再起動すると正常になる。 |
| LimeChat | 2.36 | ◎ | 64bit 版有り。 |
| SpeedFan | 4.39 | △ | S.M.A.R.T. からのデータはビルトインの管理者権限アカウントでないと見られない。それ以外の監視は Users 権限でも可能。 |
| CPU-Z | 1.52 | △ | Administrators 権限が必要。 |
| KeePass | 1.16 | ○ | 問題無し。 |
| Vertual CloneDrive | 5.4.3.2 | ○ | デジタル署名付き。 |
| Daemon Tools Lite | 4.30.4.0027 | ○ | このバージョンから対応したらしい。 |
| Media Player Classic | Homecinema(x64) 1.3.1249.0 | ◎ | K-Lite Codec Pack 64-bit と組み合わせて適当な動画を再生しても特に問題が無い事を確認。ATi RADEON HD 4670 の動画再生支援も効く。 関連付けは本体の設定から強制的に変更できる様になっている。 64bit 版の方が Real Media の動画で落ち易い気がする。 |
| Winamp | 5.56 | ‐ | プラグインをまだ全部は確認していない。Windows Media Player に取られているファイルの関連付けは既定のプログラム設定から。 |
| Flash Player | 10,0,32,18 10.1β | ○ | 10.1 から Vista 以降では動画再生支援が働く様になる予定。64bit 版の完成はまだまだ先らしい(64bit 版 OS でも、ほぼ全てのブラウザは 32bit アプリケーションなので問題無い)。 |
| Pixia | 5.20b | △ | 公式に現在は「対応意思が無い」事を表明している。 互換モードで無理矢理インストールできて挙動不審ながら表面上何となく使えるが、64bit 上ではプラグインが Pixia 本体を見失う症状が見られるため、とりあえず Program Files フォルダの取り扱い設計が古い事が疑われる。 |