長期的にサブの役割を担うマシンとして 2005年10月に組み上げた自作 PC です。 厳選したパーツで高効率な冷却と省電力性にこだわった 1台ですが、少々その省電力側に針を振り過ぎてしまい、足回りの弱さから中途半端な能力になったため、2008年6月から常用ではなくサーバーの役割を担わせる事にしました。
サーバー用としていますが、とりあえず、騒音がどうしても許せなくなった I-O DATA「LANDISK Tera HDL-GT1.0」の代わりに、NAS として使っています。 NAS と云っても、単に Windows XP Professional でファイル共有させているだけの物ですが。 メインを張るマシン達からナローバスが排除されてきているので、SCSI を経由した CD-R の作製もこちら。 今後いろいろと役目は増えてくる事でしょう。
ケース内スペースが陜く HDD 取り付けスロットにも限界が有るため、Century「裸族のビキニ」を使った平置きを併用しています。 発熱に対してはエアフローを標準とは別物にし、CPU とメモリの上部と HDD の下部に分断した上で余分な穴を塞ぎ、下部は前面 + 背面自然吸気 → 側面強制排気にしています。 効果は期待以上に出ており、夏場でもまったく過熱の心配なく運用できています。
| NAME | i855GME with Dothan Produced by PFU |
|---|---|
| TYPE | 自作 PC/AT 互換機 |
| MOTHER BOARD | PFU「PD-41PM160M1」 |
| CPU | Intel「Pentium® M(Dothan)755(2GHz/400MHz)」 |
| CPU COOLER |
|
| RAM | 2GB(PC2700(DDR333)LT = 2.5,3,3,8 DDR SDRAM with ECC 1GB × 2) (Transcend「TS128MLD72V4J」PC3200(DDR400)LT = 3,3,3,8) |
| GRAPHIC | 無し(内蔵の i855GME 利用) |
| NIC | Intel「PRO/1000 MT」 |
| SCSI | Adaptec「AHA-29160N」 |
| SATA RAID | HitPoint「RocketRAID 1740」 |
| SSD |
|
| SATA HDD | Western Digital「WD Caviar® Green™ WD10EADS」× 4(4GB) |
| FDD | 無し |
| DVD-RAM | Panasonic「LF-D200JD」 |
| CD-R/RW |
|
| SCSI CASE | I-O DATA「CDR-TX624」の殻 × 2 |
| HW MONITOR | VLSystem「L.I.S 2 PREMIUM」 |
| HDD CASE | Century「裸族のビキニ」 |
| ATX CASE | UAC「UACC-VA4401B」 |
| CASE FAN |
|
| FAN CONTROLER | タオエンタープライズ「ECS-01-24」 |
| KEYBORD | ELECOM「TK-FCM006SV」 |
| MOUSE | HITACHI「PC-KM1200」 |
| POWER UNIT | Abee「AS Power ER-1480A」 |
富士通系組み込み機器設計メーカーによるマザーボードで、Pentium M 用マザーボードの流通に乏しかった頃に、一種の裏商品として市場に出回った代物です。
1枚 50,000円弱という超高価格である代わりに、同時期の一般デスクトップ用マザーボードではまず無い超設計で、残念ながら電解コンデンサゼロではなく 105℃品の日本ケミコン製 KME が 6個だけ載っていますが、寿命は十分期待できます。 チップセットが i855GME なので、メモリは DDR333(PC2700)までの対応となり容量も 2GB で頭打ちですが、AGP 1本、PCI 3本の拡張スロットにオンボードサウンド、Intel の 10/100BASE-T LAN を 2系統持つなど、それなりの足回りは備えています。
Dothan コア 2GHz(ベース 400MHz、2ndキャッシュ 1MB)。36,800円。 実効速度重視設計で、モバイル用にも関わらずデスクトップ用としても人気があった性能は伊達じゃありません。 SpeedStep を効かせた状態の発熱量の低さも素晴らしく、真夏に灼熱地獄と化していたクーラーが無い時のうちの部屋に於いても、強化クーラー下で平静時に室温 +6℃程度にしか温度が上昇せず、 マザーボードと CPU、メモリ、SSD のみのアイドリング消費電力は 27W しか有りません。
Intel がその後この設計を蹈襲した CPU にシフトしたのも、当然の流れでしょう。 次期導入 PC 用として、merom 系コア以降の Core に期待しています(2008年4月、実際に採用しました)。
自作一・二号機で利用していたフジクールの後継品。 圧着する前は全く粘着性の無いサラっとしたシートなので位置合わせがちょっと面倒かも。
元々 Athlon 用のヒートシンクを Soket478 の Pentium4 に取り付けられる様に穴を開け直し、専用ステーとセットにした物。 Soket479 でも取り付け穴の位置が同じであれば流用できるため寸法等を調べに調べ抜いて選択しました。
大阪日本橋の PC パーツショップ「ギガコンプ」で、Pentium4 よりもコアの高さが少し低い Pentium M 用にスペーサーの高さを予測で調整してもらったのですが、それでもまだ高くてコアにヒートシンクが当たらなかったため、手持ちのワッシャーを数枚重ねて代用しました(調整前にテストしたら、何とコア温度が 100℃に…)。
Pentium M には十分過ぎる熱容量のあるヒートシンクである上にケースの寸法を完璧に合わせていて理想的なファン配置になっているため全く文句の付け所の無い冷却能力を発揮しております。 そのため、夏場もファンの回転速度を 75%までしか上げていません。 (現在は HDD が詰まっているので無理ですが)冬場は止めても OK です。
チップは SAMUSUNG 製の、DDR400(PC-3200)用 ECC 付きメモリ。 価格が下がってきた事から興味が出てきて、サーバー化に当たって信頼性を高めるために導入しました。 チップセットの制約で DDR333(PC-2700)駆動となっており、CAS Latency は SPD から自動的に 2.5 が選択されています。
以前使っていたメモリは事情に因り DDR266 で駆動させていましたが、今度は DDR333 です。 しかし、ECC のオーバーヘッドに因る物か、パフォーマンスは微妙に落ちています。 グラフィックコアもメモリクロックに連動してクロックアップしたのですが、このメモリが足を引っ張っていて同じ様に落ちています。
CPU 占有率と発熱の少なさに定評のある 1000BASE-T 規格NIC。 オンボードで Intel 製 10/100BASE-T チップが二つも載っているのに、1000BASE-T を使いたいがために無効にしています。 非常にもったいない話ですが…
実効 20MB/s 程度の速度が得られて快適ですが、Windows 2000 は元より Windows XP SP3 ですら標準ドライバーを持っていないので、ドライバーを統合したインストール CD-ROM を作成しておかないと、クリーンインストール時はほんの少しだけ面倒です。
コンパクトフラッシュを最大 4枚取り付けられる、SSD 化キット。 見た目やハードウェアの設定は良くできていて、パラレルとシリアルの両インターフェースが使えるなど、妙に広いニーズに応えられる様になっています。 基板の裏面にはスロットの空パターンが有るので、その気になれば 8枚取り付けられるのかもしれません。
SATA モードでの速度は以下の通り。
| Sequential Read | 39.151 MB/s |
|---|---|
| Sequential Write | 27.834 MB/s |
| Random Read 512KB | 39.082 MB/s |
| Random Write 512KB | 7.884 MB/s |
| Random Read 4KB | 7.593 MB/s |
| Random Write 4KB | 0.088 MB/s |
| Sequential Read | 39.629 MB/s |
|---|---|
| Sequential Write | 28.781 MB/s |
| Random Read 512KB | 39.627 MB/s |
| Random Write 512KB | 7.768 MB/s |
| Random Read 4KB | 7.543 MB/s |
| Random Write 4KB | 0.089 MB/s |
| Sequential Read | 92.045 MB/s |
|---|---|
| Sequential Write | 60.741 MB/s |
| Random Read 512KB | 91.828 MB/s |
| Random Write 512KB | 8.417 MB/s |
| Random Read 4KB | 7.455 MB/s |
| Random Write 4KB | 0.075 MB/s |
RAID 0 も測ろうとしたのですが、原因は不明ですが急に SATA から読めなくなったので断念しています。
ポイントは、
ランダム書き込み能力は普通レベルで、「ExtremeⅣ」で完全武装していてもやはり書き込みが殺到するとプチフリーズを起こします。 これを抑える為に、現在 FlashPoint の効果を実験中です。
SanDisk のコンパクトフラッシュ「Extreme Ⅳ」シリーズ 2008年10月モデル 4GB 版の並行輸入品。 日本正規版では J45 と付いている物と同じ製品ですが、それよりもかなり安い上に RescuePRO までちゃんと付いてきます。
IDE に直差しした場合のアクセス速度は以下の通り。
| Sequential Read | 43.439 MB/s |
|---|---|
| Sequential Write | 44.522 MB/s |
| Random Read 512KB | 42.981 MB/s |
| Random Write 512KB | 8.586 MB/s |
| Random Read 4KB | 9.406 MB/s |
| Random Write 4KB | 0.087 MB/s |
ほぼ額面通りの速度が出ていて、ランダムアクセスも単体のフラッシュメモリとしては高い値が出ています。 SLC でもあり ESP Technorogy が採用されている効果なのでしょうか? PC 用として使っても不快感は少なくなっています。
DVD-RAM 第 2世代ドライブ(DVD-R 対応無し、2倍速) SCSI-2 接続外付け用。 元々リムーバブルドライブに MO(Logitec「LMO-P420」)を使っていたうちとしては、書き込み可能 DVD は同じ使用感で使えるDVD-RAM 派。 他の規格のメディアには全く書き込みのできない世代のドライブですが、特に興味が無いので問題になりませんでした。
2倍速では遅い点が辛いのですが、やはりバックアップメディアとしては最低この程度の信頼性は必要ではないかと(ホコリに弱過ぎますけどね)。
ただ、年を経るごとに扱うデータ量が増大して、それに伴って積まれるメディアの高さに耐えられなくなり、NAS を使う様になってからは、DVD-RAM はダブルバックアップ用になりました。 また、このドライブ自身も使用 4年を経た辺りから、メディア挿入時に異音を出して認識に失敗するメカ系の問題を発生させていて、自作六号機に IO-DATA「DVR-AM16CVB」を導入して代替わりさせたので、こちらは半ば引退している状態です。 他でベルト故障報告をちらほら見るので、これは珍しくないヘタりの様です。
しかし、バックアップが NAS だけでは心理的に落ち着かないので、もっと使えるリムーバブルメディアが実用化されれば好いのですが、容量的にメリットが失われた Blu-ray だけでなく、ブレークスルーになりそうなホログラム記録メディアの広まりが非常に悪いため、当面の不安の解消は多段バックアップに求めるしか無さそうです。
なお、昔少し悩んだ現象として、Windows 2000 上の仮想 CD-ROM ドライブとの相性が悪い傾向に有ります。
プレクスター製 SCSI 内蔵型最後にして最強となる読み込み 40倍書き込み 40倍書き換え 12倍 CD-RW ドライブ。 外付け SCSI ケースに納め、使う時だけ電源 ON にしています。 以前はフレキシブルに付け替えていましたが、2009年からはナロー SCSI を常備した現代的な PC が当機だけになったため、専用接続にしています。
この製品は確かに能力は素晴らしいものの一つ大きな問題を抱えていて、書き込み CD ドライブとしてほぼ最後発、且つ SCSI 用であるため、正式対応しているソフトウェアがあまりにも少ないのです。 ATAPI 用の「PX-4012TA」と騙されてくれたり、書き込みコマンドを固定できると使える事も有るのですが、あまり信頼できません。 正直言って、附属の neroExpress だけが頼りです。
また、かつて使っていた Adaptec「AHA-2930U2」と微妙に相性が悪く、読み書きには何ら問題が無いのですが、起動ドライブとして使用できません。 ブータブルメディアを認識まではするのですが、起動シーケンスが走った瞬間にドライブがハングアップしてしまいます。 このため、以前は多少の不便を強いられていました。
一方、動作音はとても静かで、 PLEXTOR「PX-40TS」のあんまりな騒音からすると隔世の感があります。 これには「時代は進んだものだと」つくづく感じるのですが、そうは言っても特殊で使いこなしの難しい 1台ではないかと思います。
一度故障した事が有り、「妙にコースターをできあがるな」と思ったらピックアップが壊れてしまいました。 そんなにひどい使い方をした覚えは無いのですが、よほどハズレを引いたのでしょうか。 メーカー修理に出すと、ある程度溜めてから行うのか修理完了に 5週間も掛かりました…。
その昔、一部ではプレミアが付き最強と賞されたプレクスター製読み込み 20倍書き込み 8倍 SCSI 内蔵 CD-R ドライブ。 「PX-W4012TS/NE」を買ったので一線を退くはずでしたが、その安定性に黄信号が点っているため、外付け SCSI ケースに納めてすぐに使える状態で待機中。 書き込みドライブよりも、メディアチェック用として使っています。 低速書き込みでの信頼性の高さで、未だに手放すには惜しい一品ですしね。
電源投入中、ずっと内蔵冷却ファンがカン高い音で鳴り続けるのが珠に傷。 この辺りには設計の古さを感じます。
気が付けば、外付け SCSI ケースは表の市場から消え去り USB や IEEE1394 用に取って代わられてしまっているため、苦肉の策として古い外付け SCSI 接続 CD-R ドライブの中古品を 2台買って来て、中身を抜いてケースだけを使う事にした物。 それぞれ PLEXTOR「PX-W4012TS/NE」「PX-R820T」を仕込んでいます。
導入は 2010年8月。 サーバーなのでキーボードは付ける様な付けない様な微妙な状態にしていたのですが、リモートデスクトップとキーボード付け替えだけでは稀にトラブル時などに不便なので、収納スペースの小さい物を一つ置く事にしました。 このキーボードは立てて置いておけるので、自作三号機は足元に設置して上に外付けドライブを載せていますから、同じ様にケース上に立てておくだけでコンパクトに収納しておけます。 緊急時のサブキーボードとしても重宝しそうです。
日立の Prius 用純正オプションのグレー色ボールマウス。 名古屋大須のツクモで中古品としてカゴ売りされていた所を、カラーリングを気に入って引き取った物です。 実際には Logitec「M-S48」のOEM 品で、昔から使っていた物と同じ。
ずっと自作三号機に採用していた、すまいる「SBM-PS2BK」は正直言って粗悪品の類でしたが、他で使っていたこれを採用してまともな操作性にしました。 結局サーバーだしリモートコントロールが多いので、使う機会はほとんど無いのですが…。
能書きの多過ぎるメーカーとして評価の割れる Abee ですが、この電源は
など、現在の高級電源の流行を先取りした 2005年当時としてはかなり良い電源でした。 それは現在の稼働状況で明らかです。
他に、特徴として、コネクタ類の抜き差しが緩めに調整されている点が有ります。 これを「抜き差しし易い」と見るか「不意に抜け易い」と見るかは、評価の割れる所です。 実は一部のロットではあまりにも緩過ぎるので、不具合としてケーブル無償交換サポートが取られているのですが、うちに有る物は該当ロットではないので意図してこう設計したと思って間違い無いでしょう。 この程度ならば勝手に抜けたりする様な事は無いので、他の電源で力づくで抜いて他のパーツに手を当てたりしない様に一々苦労しながら抜き差しする事を思えば、自分は「作業性を考えるとこの程度の緩さで構わない」と思うのですが…。
他に、主電源 ON 時の突入電流が大きい特徴が有ります。 最近の電源はこれを抑える設計になっている物も在りますが、この時代では有効な対策を採っていない物も多く在りました。
この辺は、元々コストダウンのためにリムーバーが付いていないのが問題なのであって、Seasonic「M12」シリーズの様にリムーバーではなくとも持ち易い様にツマミが付いている物も在ります。