PC-98 マニアな自分に非合理的な投資の山で増強された姿で、うちの中枢システムとして日夜働いていましたが、2002年5月末に遂にメイン PC の座を自作二号機に譲りました。 そして 2005年10月に 2nd マシンの座も自作三号機に譲り、うちの環境の象徴的存在としてここに残って行く事になりました。
実際、あまりの増強からくる熱によるダメージで、かなり不安定なマシンになっています。 でも、いつか博物的価値が生まれるかもしれません。
現在うちで稼働している Windows XP 機で使っているデスクトップデザインの元祖は、ここに有ります。
「アイスグリーン」ベースの配色でフォントサイズ(大)を使った黒っぽいデスクトップを構築する理論は、ほとんど変えていません。
| NAME | PC-9821XaMS600PMAX/K180Z(J)2D+G.T. turbo inter cooler |
|---|---|
| TYPE | NEC 製 PC-9821mateX シリーズ・改 |
| BASE MACHINE | NEC「PC-9821Xa10/K8Z(J)」 |
| CPU | MELCO「HK6-MS600P-NV4」 |
| RAM | 128MB(SIMM ノンパリティ 60ns 32MB×4) |
| 2nd CACHE | MELCO「SX7-512」(Tri Level Cashe として動作) |
| GRAPHIC | I-O DATA「GA-VDB16/PCI」 |
| SCSI | I-O DATA「SC-UPU2」 |
| NIC | Allied Telesis「LA-98-T」 |
| SOUND | Q-Vision「Wave Star」(内蔵 WSS と共存 2ch 化) |
| MIDI I/O | Roland「S-MPU2」 |
| 2nd FDD | NEC「PC9821XA-E02」 |
| SCSI HDD |
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| CD-ROM | Nakamichi「MJ-5.16si」 |
| HDD CASE |
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| SCSI CASE | バルク「WCF-7022」(5インチ 2デバイス) |
| 放熱処理 |
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| 備考 | 爆音(謎) |
普通より長い型番になっていますが、少し特殊な経緯を辿ったマシンの様です。 ソフマップ難波店(現ザウルス)で新古品として積み上げられていたのを引き取ったのですが、箱にオリジナルバージョンと言うラベルがあり、ソフマップによるものかどうかは分かりませんが、多少手を加えられていました。
この様に、NEC からの出荷そのままの商品ではなさそうです。
値段は当時としては安かった 9万円。 既に W・R 型も中古で出回っていた時期なのに何故 K 型を買ったかと言うと、リセットボタンが付いているからです。 それは、例え
です。
自分が願って止まなかった、NV4ゲタに 600MHz にオーバークロックされた K6-ⅢE+/550ACR を搭載する soket5・7用 CPU アクセラレーター。 カタログにもメーカーサイトにも出ない限定裏商品として出た代物で、価格を K6-2+/550MHz 版より格段に安い 34,800円(466版と同等)とした辺り、メルコのエンジニア達がどうしてもやっておきたかった商品だったのではないか?と言う気がします。 パッケージングにも限定品的なドタバタ感が見て取れ、
と、ちょっとおかしな感じ。
実は PC-9821Xa10/K8Z は、P54C/100 → P54CS/200 → K6-Ⅲ/466 → K6-Ⅲ+/600 と言うアップグレード経過を辿っており、466MHz から 600MHz になった所で劇的に速くなる訳ではありません。 soket7 系最後にして最強の 600MHz であると云う箔が欲しかったのです。 +型の E-3Dnow!も現実には午後のこーだぐらいしか意味がありません。 0.18μプロセス製造のメリットは、低発熱・消費電力ではなく、オーバークロック耐性で食い潰しているでしょう。
次項に関連内容が続きます。
秋葉原の行った時にテクノハウス東映で保護した、512kB の増設セカンドキャッシュメモリボード。 これがあるかないかだけで、この時代の PC の速度は大きく変化します。
セカンドキャッシュを内蔵した K6 系の CPU(2+・Ⅲ・Ⅲ+)は、マザーボード側のセカンドキャッシュをサードキャッシュとして利用するのですが、環境によっては動かない事が有ります。 「HK6-MS600P-NV4」は、パッケージにも取扱説明書にも「本体のセカンドキャッシュは使えません」としつこく明記されており、一見動かないパターンに当てはまる様に見えます。 言われる通り本体のセカンドキャッシュを外して 600MHz にしましたが、なんと、466MHz セカンドキャッシュ有りと比較すると、クロック数に強く依存する作業以外は却って遅くなってしまいました。
これでは意味が無いので、セカンドキャッシュを戻す事にしてみます。 「HK6-MS466-N4」ではうちで問題が出ませんが、「HK6-MS600P-NV4」と同様に限定裏商品で出まわっていた K6-Ⅲ/500MHz 版は、例外無く L2 キャッシュエラーで起動しないという話。 これは、おそらくベースクロック逓倍数の違いに因る物で、466 版は 2倍、500 版 1.5倍であり、後者ではアクセスタイミングが合わないからと睨んだ自分は、「600 版はうちでは 2倍で使うので問題が出ないのではないか?」と考えたからです。
結果は大当たりで、全く問題無く本体のセカンドキャッシュ有りで使え、INTELSAT でメモリアクセス設定を切り詰めても平然としている程完璧です。 パフォーマンスも、体感できるレベルで明らかに改善され、HDBENCH ではこの程度の差、3Dmark99 の Race 部分での差も数 FPS 程あり、動くのであれば迷わずセカンドキャッシュを使うべきでしょう。 逆にセカンドキャッシュが使えない組み合わせでの、CPU アクセラレーターの利用は避けた方が得でしょう。
今は亡き 3dfx 社の VoodooBanshee チップを搭載した、PC-98 向け最強と名高いグラフィックアクセラレーターです。 酷い画質ですが速度面ではムチャクチャな力を発揮します。 S3 社の Savage2000 搭載ボードも出ていましたが、画面が綺麗なだけで速度はあまり振るわない様子。
Ultra2 WIDE SCSI 対応インターフェースボード。 PC-9821系対応で SE と LVD を速度低下無しに混在させられるのは、これと同シリーズの SC-U2PS だけです。 GA-VDB16/PCIと並んで PC-98廃人の重要アイテムでしょう。
MS-DOS でも LAN を使おうと思って対応しているこれを選んだのですが、結局難しくて Windows でしか使っていない現状を考えると、全二重通信ができる I-O DATA 等の製品の方が好かったのかもしれません…。
当時、86 音源の代替ボードとして名の知れていた音源ボードです。 時々MS-DOS 用ゲーム等で動作しない事があったり、PnP で動作させると不都合を発生しやすいのですが(C バスだからと言える)、86音源より高速で軽い PCM 再生能力を誇っており、MS-DOS でも Windows でも使える音源ボードとしてかなり使える代物です。 定番の裏技(?)である Windows 上での WSS 音源との 2ch 化を行っています。
この PC-98用としては飛び抜けたスペックで強力にサポート。 このマシンのパワーアップの切り札です。 しばらく当時のメインを張っていた自作二号機の速度バランスを取るために出張していましたが、HDD の追加によって必要が無くなったので返り咲き。
しかし、現行のマシンに取り付ければ 40MB/s クラスの速度を発揮するのですが、このマシンでは各所の帯域限界で本来の 6割程になってしまうのが辛い所。 また、回転音もシーク音も激しく発熱もしっかりあるので、相応の対策を立てておかないと快適には使えません。 最近ベアリングがヘタってきたのか回転音が大きくなってきた様な…?
本当は IBM の DDRS かDNESのナロー版の中古か新古を狙っていたのですが何故か手にしたのはこれだったと言う Ultra SCSI 対応品最後にして最強の HDD。 Ultra2 WIDE SCSI で繋いでやれば 26MB/s 前後の転送能力があるのですが、外付けケースに入れてナローでこのマシンに繋ぐと、15MB/s 弱にまで落ち込みます。 Ultra2 WIDE SCSI 版を内蔵してやれば好いじゃないかと言われそうですが、このクラスの HDD を二つも内蔵するのは電源容量の面でムチャな話です。 だから外付け化してるのです。
でもこの HDD、一つおもしろい点があります。 それは、爆音の回転音と超静音のアクセス音と言う妙な動作音。 回転速度が 1ランク違うAtlas 10kⅡにタメを張る程とんでもない回転音の癖に、アクセス音がほぼ無音になっていて(ちょうど静音化のハシリのモデル)、うちでは熱の問題あるので試していませんが、SMART DRIVE等の、回転音に強い静音効果を持つアイテムと相性が好い気がします。
16倍速 5連装内蔵用 SCSI 接続 CD-ROM ドライブ。 Barracuda 18XLと外付けケースで同居しています。 PC-98上の MS-DOS 用純正ドライバーがあり、PC-98 のフル SCSI を行う際に割と重要なアイテムの様です。 内部にセットされた CD-ROM の情報を記憶しておくメモリを持っていて、エクスプローラーなどの起動時に 2回目以降は再度読みに行かなず待たされないと言う便利機能があるのですが、残念ながらこれは PC-98 では無効。
HDD を包み込む様なアルミヒートシンクと 4cm 角前面給気ファンを二つ装備した 3.5インチ HDD の 5インチベイマウンター。 Atlas10kⅡを取り付けて、マシン本体の本来内蔵 CD-ROM ドライブが収まっている 5インチベイに収めてあります。 ヒートシンクと HDD の密着が少ないのでここがあまり役立っていない印象なのですが、ファンがある点が効いているので綜合的な冷却効果は十分あります。 また、ファン部分にはダストフィルターが付いていてホコリと音を遮ってくれています。 但し、ヒートシンクが 5インチベイ目一杯の大きさなので、1スロットごとに仕切りが付いていると装着に非常に苦労するのが難。
HDD のアクセスランプを個別に取りたかったので、本体のアクセスランプ配線をカットして、HDD の裏側まで自作のケーブル伸ばしています。 ここの隙間陜いので物凄く苦しかったですが…。
アルマイト製ボディの各接触部にゲル素材、ビス部分に振動吸収ゴムを配し、HDD のコントロール基板側に 4,200rpm の薄型 6cm 角ファンを 2基装備した、3.5インチ HDD の 5インチベイマウンター。 Barracuda 18XLを取り付けて外付けケースの下段側に収めてあります。 その特殊構造から、まるで高層ビルの免震装置の様に HDD 取り付けステーがケースから半分浮いた様な状態になっており、外部振動、自らの冷却ファンの振動、HDD 本体の振動を分断して抑えています。 冷却能力は、裏面から思いっきり風を当てているので間違い無いでしょう。 気になるファンの騒音ですが、回転音自体は静かなのですが、下から上へ風が抜ける方向を想定していないファンなのか、ベアリングから微かにカラカラという音がします。 しかし、前のパネルを閉じいれば聞こえないレベルの音なので、パソコン本体が余程静音仕様でない限り気になる事は無いでしょう。 これで約 5,000円。現在も派生モデルがいくつか存在します。
PC/AT 互換機と違ってパーツの換えが利かない PC-98 をなるべく長持ちさせようと始めたのが放熱大作戦。 しかしいつのまにかその作業はエスカレートし、気づけば 43個のヒートシンクがひしめき合い、8個のファンが回っているという凄まじい状態になっていました。(写真)
ヒートシンクは所謂アルマイトの薄型チップ用ヒートシンクで、20mm 角(小)、35mm 角(中)、39mm 角(大)の 3種類。 相場では 250〜480円程度で売られていますが、たまにパソコン工房チェーンで 80〜180円で叩き売りされている所を見付けては、両手山盛一杯買い占めて集めた物です。
配置は以下の通り。
他に要所にファンを増強してあり、電源ユニットと C バススロットの隙間に Windy K6クーラーのファン部分を挟み込んで、C バスから吸い電源側に吐き出す様に装着。 そして、電源ユニットのファンを Windy 80 に取り替えてあります。
しかし困った事に意外とこれでも間に合わない灼熱チップは多く、VoodooBansheeと C バスの下がどうにもならない状態。 エアコンというハイテク装備の無い自分の部屋では、結局夏場はケース全開で前から扇風機を当てないと熱暴走します。 もう気持ちの問題かもしれません…。