月見酒(MINT's World)

概要

別に Roland 党じゃないのに(本当に)Roland 厨とまで言われても反論のしようが無い揃いっぷり。 気づいたらこんな状態でした。 他に Access「Virus TI」、KAWAI「K5000」と欲しい物は有ったのですが、マルチに使えて買い易い値段のもの物から揃えているうちにこうなってしまった様です。 とは言え、いくら何でも揃い過ぎですが…。 しかも「V-Synth もあったらなぁ」とか思ってたりすらするから、もう言い訳出来ないのか?

機器一覧

MIXERRoland「VM-3100Pro
WORKSTATIONRoland「Fantom-X7
(SRX-05 SUPREME DANCE
・SRX-07 ULTIMATE KEYS
・SRX-08 PLATINUM TRAX
・SRX-09 WORLD COLLECTION
・I-O DATA「PCCF-ADP」・SanDisk「SDCFB-1024-A10」
・512MB 拡張 DIMM・ダンパーペダル「DP-8」装着)
(SRX-99 SPECIAL SRX BOAD 2004余り)
GROOVE GEARQUASIMIDI「RAVE-O-LUTION309
(SYNTH EXPANTION・DRUM&PERCUSION EXPANTION 装着)
SYNTHESIZER
SOUND MODULE
MIDI INTERFACEEDIROL「UM-880
MIDI PATCHERRoland「A-880
EFFECTORBEHRINGER「VIRTUALIZER PRO DSP2024P
EQUALIZERALESIS「M-EQ 230」
CONVERTORRoland「DIF-AT24
KEYBOAD STANDYAMAHA「LG-100」+「LGA-100
19"RACKMIDDLE ATLANTIC「5-21-5MM
CD PLAYERYAMAHA「CDX-10
PORTABLE AUDIO
SPEAKERSYAMAHA「MSP5」×2
HEAD PHONES
EAR PHONESaudio-technica「ATH-C601」
CABLE主にカナレ電気製とオーディオテクニカ製

各機器の紹介

Roland「VM-3100Pro

2001年春発売 Roland 製小型デジタルミキサー。 発売してしばらくした頃に新品 8万円位で買ったので、既に 7年選手です。 2003年に MACKIE「1402-VLZ」、2008年に EDIROL「M-16DX」が仲間入りしても、制作用ミキサー用としての地位は変わっていません。

入力は、

  • 8モノラル(二つはバランス XLR・TRS 標準の排他ソケット、残りはアンバランス TS 標準)
  • 2ステレオ(RCA ピン)
  • オプティカル・コアキシャル排他 1ステレオ(アナログステレオ一つとも排他)
  • AUX インは無し

出力は、

  • メインアウト 1ステレオ(アンバランス TS 標準)
  • AUX アウト 2ステレオ(アンバランス TS 標準)
  • オプティカル・コアキシャル各 1ステレオ(同一信号を出力)
  • ヘッドホン 1ステレオ(標準)

さらに RMDB-Ⅱ(R-BUS)が 1系統付いており、ここを経由して最大 8チャンネルの入出力を追加で行えます。 (ADAT 変換(DIF-AT24)や同じバスの付いたレコーダ(VS シリーズの一部)、コンバーター(ADA-7000等)との直結によって実現)

内部バスは合計 20チャンネルありますが、フェーダーは 12チャンネル分しかないので、残りは切り替えての利用です。 サブミックスはありません。 全チャンネルに 3バンドのイコライザーを装備。 さらにコンプレッサをモノラル 2系統、デジタルマルチエフェクター2系統も内蔵しています。

プロ向けの VM-7000シリーズには劣りますが、このサイズで一通りの機能が積め込まれた物は珍しく、音質も特に問題ありません。しかし、

  • デジタルイン 2系統が排他使用、アナログ 1ステレオとも排他
  • デジタルインもアウトも 16bit 44.1kHz 固定
  • 出力にバランス XLR プラグが無い
  • 0dBA クリップしても表示が大人しくて判り難い
  • 内蔵エフェクターのパラメーターは、外部からはエクスクルーシブメッセージでないとコントロール出来ない
  • 内蔵エフェクターに何故か Lo-Fi エフェクトが無い

と云った点は踏まえておく必要があります。 また、デジタルミキサーによくある問題である

  • 操作性が直感的ではなく普段使いにはあまり向いていない
  • ボリューム等のパラメーターが最大 128段階で分解能が低い
  • 操作子がムービングフェーダーや無限回転ツマミではないので、見た目とパラメーターがいつも一致しない

等の点も泣き所。 よって、うちではレコーディング時のみ火が入ります。 R-BUS から「DIF-AT24」に接続、ADAT 経由で「E-MU 1212M」と接続しています。

なお、製造中止になっても 3万円程度の中古品で豊富に出回っていますが、購入する際にはエフェクト数が 1系統等の制約がある VM-3100無印ではなく、この VM-3100Pro を選択する事をお奨めします。 価格差もそれほどありませんので。

Roland「Fantom-X7」

XV 系音源エンジンを持つワークステーションの、2004年春モデル 76鍵版。 この "Fantom" シリーズ、今までスペックが中途半端でパッとしなかったのですが、今回大掛かりなモデルチェンジを果たして以下の様な仕様となり、

  • 同時発音 128(今までは 64)
  • SRX ボード 4枚 + サンプラー用 DIMM(最大 512MB)1枚同時使用可(初代 Fantom が SRX 2枚 + JV-80 1枚で増設メモリは無し。 二代目 Fantom-S は SRX 4枚だが、DIMM(最大 256MB)を増設すると 2枚しか使えない。)
  • バックアップメディアに PC カード方式を採用(コンパクトフラッシュ 1GB 迄)(今まではスマートメディア)
  • 鍵盤数バリエーションを 61鍵、76鍵、88鍵の 3種類に強化(初代 Fantom が 76鍵、二代目 Fantom-S が 61鍵と 88鍵)

さらなる付加価値として、シンセサイザーで初めて 5インチサイズ 解像度 320 × 240 pixels カラー LCD を搭載しました。 「XV-5080」を置き換える 1U ラック版(SRX 6枚増設可)も用意されました。

前々から XV 系音源を 1台欲しいと思っていたものの、微妙な装備の不備がブレーキになっていた私は、今回のモデルチェンジ内容を知って購入を即決。 商品情報を得て 3日で試奏→貯金破壊→購入のコンボを決めました。 (この動きの妙な莫迦っ早さはいつもの事)発売後 1箇月でエキスパンション 4枚付けて税込超値切り特価 320,000円。 (本体 240,000円 + ボード 20,000円 × 4)それでも部屋で一番高い物体となりました…。

当初はラック版を買う予定でしたが、1U でスタイリッシュなデザインという、「XV-5080」とは一転したある意味ドスの効いていない外見(笑)から受けた印象通りの、フニャフニャしたボタンやツマミのタッチに萎えて断念。 しかし、代わりに触った 61鍵版は正反対の印象。 決定的だったのは、驚く程抜群の操作感を演出するカラー LCD。 「カラー化の力はいつの世も偉大である」と云う事を痛感しました。 音色選択、モード切り替え、サンプラーの波形エディット、シーケンサー、あらゆる面でのソフトウェア設計とボタンの配置の出来は、シンセサイザーとしては好く煮詰まっています。 パソコン用音色エディットソフトも附属。 デザインも、微妙な枠取りの追加で随分印象が好くなりました。

肝腎の音ですが、JV・XV と受け継がれているレベルを満たす物だと思います。 それでも JV の頃はもっと重かった印象がありますが、元々重さ等の独特の味を求める音源とは思っていないので、可も不可も無い所で十分です。人によっては軽いと思うかも。 音色数は、巨大なメモリ容量が何もかも力技で解決しています。 SRX ボードも含めてガンガン音色を積んでおけば、自分の欲しい音色の一つや二つ必ずあるだろうと言うノリです。 この膨大な音色を管理し易くする為、カテゴリ別に音色を選べたり、好く使う音色をまとめておけるので、迷子になる事は少ないでしょう。 ほとんどサンプラーとプレイバック音源として使う予定ですので、私にとってあらゆる面で願ったり叶ったりな 1台になりそうです。

但し、出力数が少なさは高等環境になる程不満となりそう。 「XV-5080」では 4ステレオ出力したり、R-BUS が使えたりした訳ですが、今回鍵盤付きもラック版も 2ステレオ + コアキシャル 1本になっています。 中で全部やってしまえと言うサインかもしれませんが、これは明確な欠点ですね。

さらに使い込んでからの感想を別ページにまとめました。

QUASIMIDI「RAVE-O-LUTION309」

今は亡きドイツのちょっとマニアックなシンセサイザーメーカー、QUASIMIDI が作ったグルーヴギア。1997年発売。 記憶では、1998年に 7万円ぐらいの中古品で買いました。

  • バスドラム(1音)
  • スネア(1音)
  • ハイハット(1音)
  • パーカッション(12音)
  • ベースシンセサイザー(1音)

という音源構成になっていて、バスドラムとベースシンセサイザーには物理モデル音源を使用、他のパートは PCM です。 ジョグダイヤルで全てのパラメーターをいじれますが、主なパラメーターのみツマミが個別に付いていて、うねうねと動かす事が出来ます。 (収録数が多いのに波形やサンプルの選択にツマミを振っているのはちょっと変だと思いますが…)パーカッションパートの自由度が低いのですが、(ドラムキットの保存数が少ない。 中途半端に GM を蹈襲しているのでシステムがチグハグ)1台で電子系のリズム隊を一手に引き受けさせる事が可能です。

エフェクターは GM と同じリバーブ/ディレイとコーラス/フランジャーに、トータル用 2バンドイコライザーとベースブーストがあります。 ステップシーケンサーも搭載していますが、」全て外部からコントロールするスタイルのうちでは出番がありません。

追加の"SYNTH EXPANTION"と"DRUM&PERCUSION EXPANTION"とは音色拡張 ROM で、SYNTH では TB-303的波形や、よくあるデューティ比のパルス波形、(ROL309 には PULSE WIDTH を変動させる機能はありません)PERCUSION では各種パーカッションの他にコード音や音声の波形、と言った新しい音色を追加する事が出来ます。 また、これを入れると同時に BIOS もバージョンアップして、12dBA のローパスフィルターと 24dBA のハイパスフィルターが使える様になったりするので(標準では 24dBA のローパスフィルターのみ)装着は必須かもしれません。(最新は Ver.3.0 らしいが、うちは 2.0)

肝腎の出音ですが、今となってはやや古臭い硬い上に湿っぽいモコモコした音が出ます。 パキッとした明るい音は出ません。 独特の異様にザラザラしたノイジーさは、QUASIMIDI の一つの味。 私のお気に入りは、追加波形のエスニックパーカッション系。 コンガ、ボンゴ、インド系パーカッションの多彩な奏法が網羅されていて、この音は妙に張りがあり、抜群の気持ち好さを誇ります。 シンセサイザーはフロントのリードに使うにはかなり弱いので、ベースか裏方に徹するか、外部で派手にいじる必要があります。 事実上 1オシレーターのモノシンセですが、最初からデチューンされている波形を搭載してカバーしています。

基本的にはマイナーなのですが、何がそうさせるのか(うちもですが)、今でも愛着を持って使っている DJ やオペレーターは、極々稀に居ます。

Roland「αJUNO-2」

2003年半ばに中古で購入。 うちで唯一ビンテージと言っても好いと思われるシンセサイザーで、アナログではなくアナログっぽいデジタル。 操作性や音色の好みの点で前々から相性の好さを見せていて、いつか欲しいと思っていたシンセサイザーです。 他のシンセサイザーや音源でも似た様な音は出せるのですが、プリセット音をただ鳴らしているだけでも「やっぱりこれだ!」と思える音が有ります。 実はあまり制作に使っていませんが、所有欲を満たす物としての意味も有って大事に所持しています。 2008年春からキーボードスタンドの 2段目に置く様にしたので、使う機会も増えるかもしれません。 (作品保管室に、これだけで作った曲を公開しています)

一往 JUNO シリーズですが、α系はカスタム LSI を使用した別設計になっています。 61鍵キーボード、同時発音 8、MIDI 対応、ツマミ類はありません。 その代わりに、ボタンとジョグダイヤルでパラメーターを弄ります。 パラメーター数はかなり多く、波形やフィルターの種類にバリエーションが有るので、リアルタイム操作は困難ですが音色の幅は広い物になっています。 別売で「PG300」というスライダーが付いた専用コントローラーも在るのですが、これはもうほとんど出回っていません。

兄貴分の「JUNO106」と比べるとマイナーな存在で、プロで使っている人もあまり居ない様です。 その為にまるでプレミア性が無く、中古相場は 2万円以下です。 しかし各種 Roland 製音源、また、現在の Roland のフラグシップである「V-Synth」にも独特の味があったサブオシレーターの再現波形が搭載されています。 Roland としては結構愛すべき 1台だと思っているのかもしれません。

Roland「SH-32」

最大 4パート 32オシレーター同時発音のアナログ風シンセサイザー。 物理モデル音源ではなく独自の波形生成方法を使用している様です。 しかし一定の音階ごとに波形が変わり、波の周期性も有る為、「おそらく PCM と波形メモリの中間の様な方式ではないかなぁ」と言う推測をしています。

特徴は、

  • 実売 4万円前後の低価格
  • 余裕の有る 32オシレーター同時発音
  • 2オシレーター + EG、1フィルター + EG、1アンプ + EG、2LFO のスタンダードな構成
  • 横一線に音が流れていく配置で、直感的操作が出来るツマミ群
  • 極めて多彩なオシレーター波形
  • ロー、ハイ、バンドパス、ピーキングが出来るフィルター
  • オシレーターシンク可(使用パートはモノラル発音になって、フィルターも使えなくなる)
  • リングモジュレーション可(こちらは特に制限無し)
  • GM 系空間エフェクトと 35種類のインサーションエフェクトを 1系統ずつ装備

等、とにかく驚く程のコストパフォーマンスを誇る内容。 しかも、シンセサイザーの基本が解っていればまず迷わないパネル構成は、直感的な音作りの楽しさを改めて思い知る事になる、在りそうで実はなかなか無い代物。

  • 値段分のコスト削減が Roland 負の御家芸であるモタりを呼ぶ
  • インサーションエフェクトは 1パート 1系統有れば好かった
  • LFO の設定だけ使い回しツマミになっている(他は大抵独立している)
  • 出音は若干こもり気味(後で高域を持ち上げると馴染み易い)

と云った欠点が見られますが、多彩な波形を利用した小物、同時発音数を利用したパッド等、特にサブのポジションとしての価値は相当な物です。

Roland「MT-32」

Liner Arithmetic Synthesis(LA 音源)方式と云うアタックを作る PCM と、リリース部分を作るデジアナ音源を組み合わせた独特の音源を搭載した、1990年代前半の名器。 世間的にはヤマハの FM 音源程のカリスマ性はありませんが、LA 音源特有の雰囲気の隠れファンは私を含めて結構居ます。 最近「V-Synth」の拡張 PC カードに、兄弟器の「D-50」エミュレーションカードが発売された事からしても、Roland にも愛着が有るのでしょう。 このリアル過ぎない音はとてもおもしろいのですが、問題は弄るのがとてつもなく大変だと云う点です。

この「MT-32」に於いては、フロントパネルでは音色切替以外にほとんど何も出来ず、細かいエディットは全てエクスクルーシブメッセージでこなさねばならない為、非常に大きな壁となっています。慣れてもほとんど解消しません。 パネルで操作出来ても訳が解らない YAMAHA「SY-77」等よりましかもしれませんが、自力で作ろうとすると偶然性を狙っていなくても手探りで行うしかないのは、厳しい物が有ります。 「D-50」用外部コントローラーの「PG-1000」でも弄れる様ですが、そうなるといっそ「D-50」「D-110」に乗り換えても好い様な…。 エディターソフトウェアも無い事も無いのですが、決定版は未だ存在しません。

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RolandSC-88Pro

パソコン通信を中心とした DTM 成熟期に発売された GS 音源。 後継機種となる「SC-8850」以降が大振りし過ぎで普及しなかった為、「SC-55mkⅡ」に次ぐもう一つのデファクトスタンダード GS 音源になっています。 現在は簡易版の GS 音源が Microsoft Windows に標準添付されている上に、MIDI ファイルによる楽曲の配布が事実上消滅して音声ファイルの直接公開に移行した為、この音源もそろそろ忘れられた存在となりつつありますが…。

32 チャンネル 64 同時発音、幅広い音色に加えて 1系統とは云えインサーションエフェクトも搭載しており、DTM のレベル内でいじって楽しい音源に必要な能力の最終ラインだと、私は思っています。 出力の S/N 比が悪いので、ミックス時にかなり困るのですが、コントロールチェンジ 70番台にこっそり対応していたり、十分な数のボタンを搭載している等、この器用さと扱い易さは強力です。

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RolandSC-55MkⅡ」

Roland「SC-55MkⅡ」

GS 音源規格の元である「SC-55」の発音数等を改良した、現在でも影響力を持つ程数多く普及した DTM デファクトスタンダード音源です。 一見「SC-55MkⅡ」→「SC-88Pro」と買い足した様に見えますが、実はこれを買ったのは 2003年(SC-88Pro 以前は FPDFM 音源を使っていました)。 以前から GS 音源は「SC-88Pro」しか持っていなかった私の悩みの種であった1990年代を彩った数々の SC-55MkⅡ用 MIDI データの完全再現は「SC-88Pro」では望めない 点を、苦節ウン年によって遂に克服したのです。

2007年に、当機をフル活用した新曲を発表しています。作品保管室をご参照下さい。

Roland「PMA-5」

Roland 屈指のイロモノ商品。 分厚い電子手帳の様な風貌をしたハンディ音源 + シーケンサーです。 出先や現場等での音のメモを目的に作られていて、タッチパネルを附属のペンで突付いて操作します。 コンセプトがそういう物なので音質やクオリティは二の次。 内蔵している音色は GS + SC-88 の一部の音。 おもしろいのは、聞いた感じでは波形は SC-88 系なのに内部処理が SC-55 系に近いので、どちらでも出せないちょっと珍しい音が出てくる事です。

イロモノだけにあまり世間には知られていませんが、アドリブバーと言うなぞると勝手にアドリブ演奏が出来てしまうおもしろくて便利な物も付いていますし、アレンジテンプレートも搭載していて実は楽しい奴だと私は思ってます。 特有の汚れた音を気に入っているので最近の私の作品でも出番が回ってきてる事には、誰も気付かないかと…。

EDIROL(Roland)「UM-880」

880 と聞いてピンと来る人は、音楽制作や PA 機材に明るくて歴もある人だと思いますがその通りA-880後継機種的なUSB接続 8IN / 8OUT のMIDIインターフェイス。 他にも同じ様な物はありますがこれは A-880 のごとく単品でもMIDIパッチャーとして使える点です。 「他も単体で使えるぞ?」という方もおられると思いますが UM-880 はパソコンを使わずとも本体前面のボタンで設定を切り替えられ完全に単品パッチャーとしてだけで利用する事が出来るのです。

ちなみにUSBであるが故のシンクロ精度やモタつきの心配ですが A-880 の代替にもなる看板を背負ったプロユース対応の製品ですのでドライバーの工夫で精度のある再生を目指しており十分なレベルを確保してあるそうです。 何分、8ポートフルに使った事はないので検証はしきれてません…。

Roland「A-880」

IN・OUT それぞれ八つの MIDI ポートを自由にパッチング出来る機器。 似た物に USB 接続多ポート MIDI インターフェイスがありますが、単体だけで何もせず素直に MIDI 信号をパッチング出来る物は、他にはこれの後継とも言える EDIROL のUM-880しかありません。 ソフトウェアシンセサイザーへの移行が目覚しい今日では数が減っていますが、入出力機器が多い様な所では大変重宝します。 製造終了して久しいのですがスタジオにはほぼ常備してありますし、潜在的な愛用者はまだまだ居るでしょう。

BEHRINGER「VIRTUALIZER PRO DSP2024P」

1U ラックサイズで実売 2万円以下のマルチエフェクター。

  • 無い物は見当たらない程のエフェクトアルゴリズム数
  • 意外にも操作感やタッチがかなり好い(好みはあると思いますが)
  • アホみたいに安い

と言うのが特徴です。 このカッチリしたボタンのレスポンスは私好みです。 BEHRINGER らしいバランスの取れた逸品ですね。 リバーブの質感とかを言い出すとナニですが。

Roland「DIF-AT24」

RMDB-Ⅱ(R-BUS)を、ADATMIDI 入出力 1系統ずつに変換するコンバーター。 DIF-AT と言う旧機種(既に製造中止)もありますが、見た目には MIDI 端子の有無の差しかありません。 かなり後になって出たので心配になり、VM-3100Proでも使えるか問い合わせた所、「信号制馭の設定を RPC-1 に設定すれば使えます」と言う回答。 しかし、何故かメインファンクションにあるはずの「F2・IN」と「F3・OUT」の設定が出て来ません。 仕方が無いので何もせず使ってみた所、ADAT でのやり取りには何ら問題が無さそう。 結局このまま使っています。

YAMAHA「LG-100」+「LGA-100」

4本足タイプのしっかりした造りのキーボードスタンド。 2段化ユニットと合わせて 20,000円程度と多少値が張りますが、中量級キーボードを持ち合わせているので、軟弱なスタンドは使いたく無かったんですよね。 X 型タイプはどちらかと云えば立ち演奏向けで坐り演奏がし難いですし。 但し、打鍵音が床にムチャクチャ響くので、防振シートやインシュレーターを多重に噛ませまくりです。

MIDDLE ATLANTIC「5-21-5MM」

黒塗装スチール製の業務用組み立て式 EIA 19インチラック 21U サイズ。 底と天井と骨組みだけで全く飾り気がありませんが、この方が放熱性も使い勝手も優れています。 また鬼の様に頑丈な造りなので、強度の心配もありません。 スライド棚等を駆使して、下から電源、音源群、インターフェイス群、音源群、エフェクター群と積み上げ、一番上にVM-3100Proを載せています。

YAMAHA「CDX-10」

1995年モデルの単品売りでは一番下のランクの CD プレイヤー。 出力は金メッキ RCA ピンとオプティカルの 2系統。 10年以上前で一番下のランクとは言え、うちにはこれ以上の CD 再生装置が無く、単品デッキと云う事で唯一安心出来る出音なので重宝しています。 元々CD-R の認識精度が低いのですが(時代のせい)、今はもうピックアップがヘロヘロなのかプレス盤でも認識ミス多し。

COWON「iAUDIO G3-2G-SL」

iAUDIO ブランドのシリコンオーディオプレイヤー2004年秋モデル。 内蔵メモリ 2GB 版。2005年 2月 35,800円での購入。 うちの曲の埋蔵量を考えれば、60GBHDD 搭載であってもパンクしますが、何しろ私はライダーですので(運転中は利用しませんが)振動に弱い物は御法度。 また旅のお供には、乾電池利用且つ駆動時間が長いフラッシュメモリタイプが最適なのです。 アルカリ単三乾電池 1本 50時間再生は超強力。 他の性能バランスもかなり高く、搭載機能に抜け目がありません。

音質は、比較製品がないので相対的には分かりませんが、ポータブルプレイヤーとして考えた場合、かなり満足行くレベルです。 BBEの音響補正を取り入れていて、全音域に渡ってなかなか好ましい音場を作っています。 と言うより補正を切ると酷い事になるので、ハナから「補正付きでお使い下さい」と言う調整の様子。 じっくり聴くには如何ともし難い物がありますが、街中で聴いている時には割といろんな音がちゃんと聞こえて好感触です。 特にボーカル域の出が良いので、ポップス系には非常に強い様子。 曲によって低域部分で相性が出る事もありますが、一通り受け入れる器があります。 なお、うちでは、EQ はフラット、BBE=5、BASS=10、MP Enhance=ON、3D は気分によりけり(ほとんどデフォルトだけど、それが好い所に調整されている)、で固定しています。

しかし、辛い所もあります。 まず、せっかく数少ない OGG vobis 対応なのに(これも選択の理由)、頭と尻の音が切れてしまうと言う、かなり致命的な問題を抱えています。 ファームウェアのバージョンアップでも対応されないので、これはチップの処理能力面の問題の惧れがあります。 OGG の再生音質にも若干の違和感があり、MP3 に比べると使いこなしに甘さを感じます。

また、USB 接続時のネゴシエーションが変?と言う疑いがあります。 ケーブルを接続しただけでは、USB 増設ボードからの認識には失敗します。 マザーボード側からの接続には反応しますが、この時も接続してから動くまでに妙な間があります。 増設ボード側からでも、他の USB 機器を認識させたり、手動でスキャンを掛けたりすると動き始めます。

もう 1点、スティックの操作感が貧弱。 もう少し明確に斜め入力を排除する構造でも構わない様な気がします。 ストロークもスティックの長さに対して大き過ぎ。

兄弟モデルの iAUDIO 5 のバックライト色変更機能はちょっと羨ましい所ですが、駆動時間と 2GB モデルの有無とのトレードオフ。 フォルダ形式による選曲操作面のデメリットは、手動管理出来るか否かとのトレードオフですね。

matric「PCD-2008」

開発を自前で行い、中国・台湾・韓国へ生産委託をして低価格路線で一定の勢いを見せている松木技研のポータブル CD プレイヤー。 ここは企業サイトは見当たらず楽天市場直販サイトのみで、見た所現在は型落ちモデルの様子。

イベント等でのデモと制作時のサウンドチェック専用に購入したもので、中身が見えて演奏中かどうかが一目で判るしデザインにも優れている KENWOOD「DPC-X547」と迷ったのですが、

  • 本体側にボタンが付いていて、操作し易い。 (後で分かったのですが、最近は逆にリモコンでないと一見操作が分からない方の方がが多い様で。 もうこれはダイヤル式電話の様な物なのかも?)
  • 喧騒な事が多い場所でのデモ用なら、あまり細かい音質は求めない。
  • 破格の 2,980円。

と、かなり割り切ってこちらに軍配を上げました。 実際音質には癖が有り、常時中音域にディストーションが掛かった感じ。 音飛び防止機能を使っていると、さらに濁った音になります。 ポータブル用途の為か音飛び防止機能は電源 ON 時に必ず有効になりますが、1ボタンで解除出来る点は少し救いです。 いろいろ総合的に判断して、試聴用に audio-technica「ATH-FC5(WH)」と組み合わせている時は、音飛び防止機能は ON のまま、BASS BOOST 1 で鳴らしてもらう様にしています。

他にも、ボリュームの調整方向が一般的な向きとは逆になっている点等も気になりますが、CD の認識能力もボタン反応も文句は無いし、単三乾電池で長時間動作する等、とりあえず基本中の基本は押さえてあるので、「まあ別にいいや…」と云った印象です。

KENWOOD「DMC-G7R」

ポータブル MD デッキ。 ほとんど MD メディアサイズの様な物ではなく、まだボテっとしたゴツい筐体の頃の物です。 昔はこれで曲を卸したりもしました。 いろいろとヘタっているので、パソコンに取り込むのが普通では無かった頃に録った貴重な音源を(これはカセットテープもなんですけど)、早いうちにパソコン内に録り直しておかないと…。

YAMAHA「MSP5」

小型のパワードモニタースピーカー。初代の無印モデルなので、底面のスピーカースタンド固定穴も有りません。 1本 20,000円強が相場でした。 小さくてもパワフル且つ素直な音で、モニターとしては申し分ありません。 大型の物でも好かったのですが、置き場に困ってしまうのと、元から最悪な音場の部屋にオーバーな物を置いても仕方が無いので、これにしておきました。 FOSTEX の異形コーンもおもしろそうですが。

SONY「MDR-Z900」

SONY 製民生向けモニター型の中では最高級のヘッドホン。実売 20,000円弱。 MDR-7506 や MDR-CD900ST と遜色無いモニター的な出音が特徴です。 それに加えて、大口径 50mm ドライバーを生かした、ヘッドホンとしてはかなりコッテリした低音が出るのも特徴。 強力な出音に騙されてしまうのには気を付けたい所なのですが、これがなかなか難しいのです…。 欠点は 300g もある重量ですが、耳を大きく包む形なので慣れれば何ともありません。 実際には下位機種より疲れ難いと思います。 出音が硬いという意味で耳は疲れますが、そこはモニター用ですので。

audio-technica「ATH-FC5(WH)」

小型ヘッドホンの 2002年 10月モデル。 ポータブル CD プレイヤーと共に、イベント等でのデモと制作時のサウンドチェック専用で、別に銘柄買いした訳ではなく、適当な価格帯からプレイヤーの色に合う物を選択しただけです。 (白と水色のツートンカラーなので、見事にほとんど同じ)

リファレンスとしてはちょうど好い位のクラスと音です。 中高音域でちょっとキンキンしますが、屋外で鳴らすには望ましい調整です。 低域はペコペコですが、増幅すると結構鳴るのは一般的なポータブルプレイヤーの特性に合わせているからでしょう。 頭のサイズ調整が 2段階しかなかったり、折り畳み機構が独特で分かり難く動きが渋いのは要改善ポイントかと。 ホールドはキツさはないのに意外としっかりしていて、多少ヘッドバンキングにも耐えます。

ほとんど同じ仕様で、カラーリングとケーブル回りが違う ATH-FC7 も有り。

ケーブル事情

TSTRS 標準や XLR
定番のカナレ電気製ケーブルでほとんど統一(一部自作)
RCA ピン
カナレ電気製とオーディオテクニカ製Super LinkDVD Linkシリーズ
ミニピン
オーディオテクニカ製DVD Link
同軸 S/PDIF
オーディオテクニカ製DVD Link
S/PDIF
HOSA 製のハイグレードタイプと TDK 製のEx タイプ

必要なのは

  • 最低限欲しい性能のシールド
  • ある程度の太さと過剰でない線材
  • 信頼性のあるケーブル構造
  • ピン形状に関わらず壊れ難い頑丈なコネクター

です。あまり物凄いケーブルはオーバーでしかありません。 とは言っても、一般ユースから見れば異様に太い線ばかりな訳ですし、そもそも本数が半端じゃないので、総額はとても言えません。 うちの配線は、スパゲッティではなく黒いうどんなのです。 (写真 12) 最近はGATE LINKが気になっています。

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