月見酒(MINT's World)

雑感

Fantom-X7 を使い込むに連れて、本当に良く出来ているとひしひし感じています。 散々他でも出来の良さは語られていますが、あまり他で言われていない所では、パソコンぽい操作をよく受け付ける点がおもしろい点ですね。 無意識にやってしまう操作を、結構その通りに受け付けるので、若干の詰めの甘さはあっても概ねとても快適です。

元々本体内蔵音色にあまりバリエーションが無く、増強した SRX のチョイスが猛烈に電子音楽向けで、生音系に乏しい状態なのは、少々失敗かもしれません。

改善してほしい点

それでも、改善が必要ぽい気になる点を。 以下 Fantom-S や初代 Fantom と共通する物もあるかもしれません。

スクリーンセーバが起動すると音がおかしくなる

ファームウェアのバージョンアップによって、スクリーンセーバが起動しているとテンポがヨレる問題が改善されたが、今度は EG の処理に負荷を押し付けたのか、余韻が気持ち悪い。 スクリーンセーバは DSP に余程負担を掛けるらしい。動画扱いなのか? ノート情報を受信したら自動でスクリーンセーバをオフ、という動作を盛り込めば解決する気がするのだが。

高速に音色を切り替えるとハングアップ

パッチリスト(特にバンクごとの一覧の時。)の時に、ジョグダイヤルで高速に音色を切り替えると、結構高い確率でハングアップする。 おそらく、DSP が素早い設定変更に付いて来られないのだろう。 パッチ設定を保存していなかったりすると痛い目を見る。

Fantom-X ライブラリアンから、PC カードのバンクを触れない

これは、むちゃくちゃ面倒。 一度ユーザーメモリに書いてから、本体でカードに保存しなおさねばならない。 カードに直接書き込める様にするか、ユーザーメモリからカードメモリにパッチを連続コピー出来れば解決する。 何とかどっちもさせれ。

SRX ボードの番地指定方法問題

SRX ボードのパッチやウェーブの認識を、絶対番地じゃなくてスロット番号からの相対番地で行っている。 何が困るかと言うと、ボードのスロットを移動するとユーザーパッチが狂う。 と云う事は PC カードを他の Fantom-X シリーズに挿しても、使えない気がする。 XV-5080 は絶対番地だったはずなので、Fantom-S 系か X 系のエンジンからか?

名前入力方法の不統一性

パッチやパフォーマンスの名前入力方法が至れり尽くせりだけど、リズムセットのトーン個々の名前入力の時はダイヤルでの選択のみになる。 オリジナル性の高いセットを作っていると凄く面倒。 他が便利なので、ダイヤル選択だけの名前付けにはとても戻れない。

Undo の戻り精度と使い勝手

Undo はパッチ等のパラメーター変更にも全部追従して欲しい。 そしてアクション数を 1 に。専用ボタンじゃなくて何かの同時押しで結構。 これ、Undo の利用用途をシーケンサーの演奏テイク戻しに絞ってるのかな? パッチエディットで使おうとすると時々裏切られる。

スクリーンショット機能の不完全さ

売りにもしているぐらい便利な機能だが、モードの違いの階層までしか記憶せず、モード内のページは分割不能。 例えばパッチエディットとエフェクト画面はこれで行き来出来るけど、パッチエディット内の WAVE 設定と TVA 設定を一発で移動と云う事は出来ない。 TVALFO の設定まではページ切り替えが多いので、これを短縮出来たらさらに操作性が上がる。

マスタリング機能にもう一声

これは贅沢な話だけど、わざわざマルチバンドコンプレッサを積んでいるなら、最低でも EQ を全パート別個に掛けられたら…。 そりゃまあ一つの音源に幾つも音色を任せてしかもエフェクト総掛け一発録りなんてのは現場ではありえないんだけど、じゃあせっかくのマルチバンドコンプレッサがオマケになっちゃう。

やっぱりアウト数が少ない気がする

DAW ソフトウェアや MTR でのマルチ録りで面倒なのはもちろん、マスタリング機能と少し関連していて、じゃあ外で音をいじろうとか思うと、2ステレオではちょっと。

ユーザーパッチ数不足

他のシンセサイザーでもそうだけど、かなり凄い勢いでユーザーメモリやカードメモリを食い潰す事に気付く。 256パッチ×2バンクでキツくなるのは、大半に XV-5080再現パッチや JV-80再現パッチ(強引に使用)をゴテゴテ詰過ぎという点が大きいんだけど、ユーザーメモリは幾らあっても困らないはず。 特に、ユーザードラム数が 64 なのは明らかに少ないと思う。 ドラムは曲ごとにパンポット設定が必須だから。 (マルチトラックレコーディングすれば不要だけど)

オーディオサンプルの扱い速度に限界が

サンプリングファイルが大量にあると一部動作が鈍い。 起動時や ALL LOAD はある程度総ファイルサイズに依存するだろうとして、曲をまるごと取り込んだ様な 10MB 以上のネタを仕込むと、サンプリングバンクの切り替えや読み込み操作でかなりモタモタする。 小さいファイルが 10MB 分あっても特に大きくモタつかない所を見ると、DSP の一度に使えるメモリが少ないかアルゴリズムの問題? Audio Track Expansion 版なら治っている…とは思えないんだが。

パッチリストソート方法の種類

パッチリストのソートにアルファベット順が欲しい。 名前で覚えてるパッチもあるので。

転送速度は?

あと、欠点ではないんだけど高速 CF 使ってる人居ないのかなぁ。 通常品しか持ち合わせが無くて、対応してるのかどうか不明。 CardBus じゃなくて PCMCIA だったらダメだろうけど(見た目では分からない)、対応していれば、もう少しサンプルの読み書きが軽快なはず。 …人柱になれと?

開発頑張って

Roland は一般ユーザー意見の受付をしていないので、開発者が自分で気付いてくれない限り修正されないんだろうけど。 最近ソフトウェア開発者が相当優秀になったみたいだから、(Roland のラインナップを見ていて良く分かる。KORG も凄いが。)何とか心配りをしてほしいなぁ。

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