月見酒(MINT's World)

解説

どう云う訳か、手元に Intel 製 Core 2 系 CPU

モデルナンバー開発コードクロックL2 キャッシュ
Core 2 Duo E8400Wolfdale3GHz(333MHz × 9)6MB
Core 2 Duo E4700Conroe2.6GHz(200MHz × 13)2MB
Pentium Dual-Core E2140Allendale-1M1.6GHz(200MHz × 8)1MB

の三つも揃ってしまったため、これ以外を同じ条件にして消費電力を計測してみました。 E4700 と E2140 は、前者はアイドリング時、後者は全体の低消費電力性能が高いであろうとの推測で購入したので、本当にそうなのか気になっていたのです。

使用機材

MOTHER BOARDASUS「P5Q-E」
CPU COOLER
  • Scythe「SI-128 SE」
  • Noctua「NF-P12-1300」(附属の抵抗で 1,100rpm 設定)
RAMCFD「W2U800CQ-2GL5J」(Elixir チップ)2GB × 2
GRAPHICSAPPHIRE「HD 3470 256MB GDDR3 PCI-E
SATA HDDSeagate「Barracuda 7200.10 ST380815AS」
POWER UNITAntec「NeoPower Neo HE 550」
OS・software
  • Microsoft Windows XP + Service Pack 3
  • SpeedFan Ver.4.37
  • CPU-Z Ver.1.50
  • ASUS EPU-6 Engine Ver.1.00
  • Prime95 25.9 Build 3
測定機
  • サンワサプライ「ワットチェッカー TAP-TST5」

測定方法と条件

  • 室温 16℃。
  • 十分環境温度が低いので、俎板状態での稼働だが補助冷却は無し。
  • 電圧設定は「EPU-6 Engine」に任せる。
  • 「ワットチェッカー」で全体の消費電力、「CPU-Z」で動作クロックと電圧、「Speed Fan」で温度を見る。 温度は CPU・Core1・Core2 を併記するが、あまりアテにならないので参考値。
  • 負荷は「Prime95」で掛け、温度は 10分程度回した後の安定値を見る。

測定結果

条件 1(定格動作)

  • clock = ±0%(EIST 通りの動作)
  • Chipset Voltage Downgrade = OFF
  • CPU Voltage Downgrade = OFF
  • Fan Control = Keep BIOS config
モデルナンバーアイドル時消費電力フルロード時消費電力フルロード時 CPU 温度電圧クロック周波数
Core 2 Duo E840062W102W24・44・44℃1.11V ↔ 1.17V2GHz ↔ 3GHz
Core 2 Duo E470061W112W32・39・39℃1.15V ↔ 1.29V1.2GHz ↔ 2.6GHz
Pentium Dual-Core E214064W93W35・28・31℃1.15V ↔ 1.20V1.2GHz ↔ 1.6GHz

条件 2(最省電力化状態)

  • clock = maximum power saving(アイドル周波数固定)
  • Chipset Voltage Downgrade = ON
  • CPU Voltage Downgrade = High
  • Fan Control = Keep BIOS config
モデルナンバーアイドル時消費電力フルロード時消費電力電圧クロック周波数
Core 2 Duo E840056W78W0.94V2GHz 固定
Core 2 Duo E470057W78W0.98V1.2GHz 固定
Pentium Dual-Core E214060W75W0.97V1.2GHz 固定

ほとんど室温付近に張り付くか不安定な状態かなので、温度は定格動作のフルロード時のみ記載。

まとめ

45nm プロセス品がいかに優れているかを見せ付けられました。 実は E2140 は生産時期が古くて、次が E8400 で、E4700 が最も新しく、附属クーラーも E2140 だけが旧式の巨大な物なのですが、確かにロットで明確に差が出ています。

データから読み取れる事は、

  • アイドリング時の消費電力もパフォーマンスも E8400 が圧倒。ベースクロックの低さによる優位性は、45nm プロセス品で十分に引っ繰り返る。
  • 温度はクロック通りに上がっているが、試験環境の CPU クーラー能力は有り余っていて、瞬間的な数値。冷却能力に大きく不安を抱えたマシンでは、クロックを考えた選択に意味が有りそう。
  • フルロードになる時間がほとんど無い一般用途のマシンでは、予算さえ許せばこの中では E8400 一択。フルロード時間が非常に長かったり、容量がギリギリの AC アダプター駆動を狙ったりする場合には、E2140 が選択肢になりうる。
  • E2140 や E4700 はオーバークロック用途としても人気だけど、やったら結構エグい消費電力と発熱かもしれない。

と云う所でしょうか。 予想以上に E8400 が優秀だった事に驚いています。

このデータが、NEC「Express5800/110Gd」改良機の運用中止と E8400 残留の方向に舵を切る決定打ともなりました。

2009年3月17日
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