その日、夕食の買い出しが終わったので帰ろうとセルを回すと、さっきまで一瞬のセルで綺麗に掛かっていたエンジンが、プスンとストール。
その場でシート下から工具を取り出してプラグを目視チェックするものの、特に問題がありません。
アクセルを開けている限りはエンジンが掛かり続けるので、家まで近場なのでそのまま強引に走って帰宅しました。 その時感じたのは、
という点。 週末に OFF 会を控えているため、翌日に慌てて解体作業に入りました。
原因はいろいろ考えられますが、とりあえずスパークチェックをすると、前の気筒のプラグの火花が飛んでいません。 シリンダの問題ではなかっただけでも救いですが、重症の気配です。 原因を考えると、片肺の火花の問題なのでレギュレーターやパルスジェネレーターの線は薄そう。
が怪しくなりますが、もうそろそろ 15年落ちですからコイルやスパークユニットが死んでも何らおかしくはありません。
カウルを外し、タンクを下ろし、一往吸気系を目視チェックして問題の無い事を確認した後、各所の電気抵抗値を計測してみると、何故かサッパリ問題ありません。 抵抗値での断定は不確定であるとサービスマニュアルに記載されていますが、とりあえず少なくともショートやオープンにはなっていないとは判断できます。 電圧でちゃんと調べたい所ですが、ピーク電圧計測に必要なピークボルテージアダプターは一般には手に入れ難い物ですし、代わりに使えるオシロスコープも持っていません。
これは駄目元で部品交換をするしかないかと思いましたが、念のためもう一度配線を切り替えたりいろいろなスパークチェックをすると、先程、消去法の検証で前気筒だと思われた結果が覆る結果が出てしまいました。 「まさか」と思って基本に立ち返り、金ブラシでプラグの掃除を行うと… 火花飛ぶ! 見た目には綺麗な焼け具合であり何とも無かったのですが、どうもガイシと電極の間にカーボンが薄く綺麗に乗って導通が取れてしまい、リークが起きていた様です。 これではそうとしか考えられません。 今まで一度もプラグの掃除等した事が無いのですが、稀にこう云う事もあるのだなと思いました。 この原因でいきなり片肺が死ぬなんて、結構珍しいケースなんじゃないかと思うのですが…。